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フィルムセンター

年明けからフィルムセンターにかよっている。今月は「日本映画史横断2 歌謡・ミュージカル映画名作選」と題して、27本の日本映画を上映してくれるからだ。

残念ながら毎回の上映すべてを観に行くわけにはとうていいかないが、未見の作品、とくに戦前から1950年代くらいまでのものを、この機会に観ておきたいとおもっている。

個別の作品についてここに記している余裕はないが、些末な「発見」をひとつだけ。『東京ラプソディ』(PCL, 1936)で、女友だちが住む部屋の壁に、アステア=ロジャースの『有頂天時代(スイング・タイム)』のポスターが貼ってあった。英語のままだったからオリジナルのポスターのようだ。ちなみに両作品は同年の製作である。なかなか敏感だ。小林信彦氏によれば、東京では1941年の太平洋戦争の開戦まで、アステア=ロジャースがかかっていたという。

じっさいこの『東京ラプソディ』、古賀政男の同名曲の便乗映画という成り立ちのわりには、ハリウッドの音楽映画のスタイルを予想以上に消化している。藤山一郎がみずから主演。さすがに踊りはしないけどね。