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雷雨

集中講義ぶじ終了。学生たちは議論をつくし、頭を絞り、多くが土日も朝から晩まで白金に詰めて課題にとりくんだ。その成果は如実に発表の質にあらわれていた。すべての発表が終了すると、学生たちはバタバタと床にひっくりかえった。ほとんど寝ていなかったのである。かれらと一緒にこの授業ができて、よかった。成績評価の作業はまだ残るが、これでひとまず前期授業がらみの仕事は終わりだ。

夕刻から品川で学生主催の打上げ。一次会のあと外へ出ると、道はびしょ濡れ。烈しい雨があがったばかりのような匂いがした。二次会までつきあい、そのあと品川駅構内の長い通路を、集中講義の長い道中を共にした芸術メディア系列の同僚、岡本章さん・望月京さんの二人と改札まで歩いた。岡本先生は主宰される劇団・練肉工房の次回公演が9月に迫り明日からまた稽古に、望月さんはパリの本拠へ帰って本業の作曲家モードにそれぞれ戻ります、そういって笑ってわかれた。

市川駅からタクシーに乗る。運転手さんの話では、こちらは午後6時半ごろ、とんでもない土砂降りとなった。稲光が同時に10本も光ったのだそうだ。お客さんはどうでした? と気のよさそうな初老の運転手さんが訊く。こちらはさいわい雷雨の時間帯には外にいなかった。ちょうど飲み会で店にいた時間と重なったのだ。降車するとき、運転手さんはいった。「お客さんはラッキーだったんですね」。