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聖地巡礼

山下達郎コンサートに行ってきた。コンサートがあれば必ず行くと決めており、じじつこの30年近く、そうしてきた。今回もおなじ。聖地巡礼みたいなものだ。この日ばかりは《あ》と一緒である。

6年ぶりのツアー。直接のきっかけは、大阪フェスティバルホールが建替のため閉鎖されることになったことだという(同ホールは昨年末で閉鎖された)。

曲目や内容については、ここでは書かない。評も何もする立場になく、もとよりそんなつもりは一切ない。ぼくの成分、つまり感受性・知識・ものの見方・考え方の何割かは確実に、かれの音楽と言葉と姿勢でできているからだ。

十二分に練りあげられたアンサンブルが、ひじょうに優秀なメンバーによって実現される。今回はいつものメンバーから、ドラムとセカンドキーボードが交代。新ドラマーの小笠原拓海さん、むちゃくちゃうまい。若干24歳、山下洋輔トリオ出身という。

ライヴは山ほど開かれているが、これだけのクオリティのものはけっして多くはない。愉しめるだけでなく、音楽的にひじょうに勉強になる。しかも、もてる力を惜しみなく最大限投入するそのパフォーマンスは、あいかわらず圧倒的だ。仮に音楽的嗜好のちがいがあったとしても、その姿勢にうたれない者はいないだろう。

御本人はまもなく56歳をむかえるという。百まで長生きしてライヴを重ねられますよう。這ってでも聴きに行かせていただくつもりです。