ゼミ合宿は充実のうちに終了した。それにしても修善寺は暑かった。都内と大差ないほどだった。
最終日は朝からきれいに晴れわたった。夏の空に夏の雲が浮かび、そこから強烈な陽射しが吹き出てくる。日の高さは盛夏のそれだ。だが奇妙なことに、そこには幾分かのもの悲しさが含まれているようにもおもわれた。たしかに夏空なのに、光や風のぐあいに早くも夏の終わりが感じられるような気がしてしまう。
今日の市川は、終日よく風が吹いた。夕方に部活から帰ってきた《みの》が、「なんだか秋みたい」とつぶやいていた。
明日からは白金で恒例の夏期集中講義。土日をはさみ実質5日間のワークショップが始まる。
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