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大飯原発PR施設「おおいり館」

すべての原発が停止している状況がまるで「あってはならないこと」であるかのようにして、あれよあれよというまに、なし崩し的に再稼働が決められた大飯原発。そのPR施設「」は、若狭湾周辺の他の施設に比べても、かなり立派でゴージャスである。

写真のドームをもった建物がそれ。原発そのものは背後の山の向こう、送電線(受電線かもしれないのだが区別がつかない)が落ちてゆく先にあって、敷地外からは見えない。

原発のご本尊に至るためには「おおいり館」入口の脇にあるトンネルをくぐってゆく必要がある。だがそこには警備員が二人配置されており、ぼくのような一般人は入れてくれない。そればかりか、カメラを向けただけで制止される。トンネルしか写らないのに。

「おおいり館」に入るとツアー形式で案内される。説明のおねえさんが付きっきりで解説してくれる。最大の「売り」は原子炉格納容器の1/3模型である。模型といっても巨大で、ぼくたち見学者がその内部に入り込む。おねえさんが原子炉の仕組みを解説してくれるのだが、その説明にあわせて「二次冷却水の配管」だとか「燃料制御棒」などといった該当箇所がピカピカと光る。あらかじめそのように仕込まれているのだ。ほぼアトラクションである。

アトラクションだから、ある種わかりやすいことこの上ない。もし本を読むような努力を抜きにして原子炉のおおまかな仕組みを知りたければ、ここを訪問するのがよいのではないでしょうか。

それにしても、ここによく似た空間があったなと記憶を探ったら、思いあたった。かつて松戸にあったバンダイミュージアムだ。実物大ガンダムの腰から上だけがあったところである。参考までにそのときの写真。

「おおいり館」の所要見学時間は一時間ほど。ツアーが終わったところで、60歳すぎくらいのおじさんに「どこから来た?」と声をかけられた。千葉からです、と答えると、なぜかおじさんは一瞬絶句した。

そして唐突に「原発は必要なんだ」と言いはじめた。「化石燃料をつかうとオゾン層が破壊され、皮膚ガンが増える。地上に人間は住めなくなる。だから必要なんだ」という。そのような趣旨による「啓蒙」活動をしているひとのようであった。

ちなみに、大飯町には、ほかにも原発PR施設がある。電気事業連合会のリストにないものもあり、現地で見つけて寄ってみた。たとえば「」という施設である。「エル」という接頭辞は、その施設が関電関係であることを示すものらしい。ここではぼくにとって興味深い出来事に遭遇したのだが、その話については別の機会に書くことにしたい。

このほか、原発PR施設であるとははっきり謳ってはいないものの、どう見てもその関係だろうというような施設もあった。いずれも建造物としては立派であった。

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