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シムズクラフト・サイドバッグサポートバー取付

シムズクラフト「クラシカルフェンダー風サイドバッグサポートバー」をW800に取付けた。この製品のWへの取付事例は、ぼくの調べたかぎりネット上でほとんど見つからないようだった。参考までに紹介してみたい。

 ▲時系列的には逆になるけれど、サポートバーの取付が完了した状態

W用のサイドバッグサポートといえば、キジマのそれが一般的らしい。菱形のような格好をしたスチール製の製品である。ネットで見つかる取付事例の多くがこれだ。

実用性は高いのかもしれないが、バッグを取りつけていないときのスタイルが好みではない。

ほかに何かないかと探してみたら、いいものを見つけた。今回取りつけた製品である。というか、より正確にいえば、そっくりの某社の製品であった。横から見ると水平のラインが一本追加されるだけだから、視覚的に整理されている。これなら、バッグを付けていないときもフェンダーステーのように見える。

ところが、こんな記事を見つけた。じつは、これとほとんど同じ形状のものが何年も前にすでに別のところから発売されていたという。それがシムズクラフトの製品だった。

写真で見るかぎり細部のつくりもていねいそうだ。材質はこちらはステンレスである。

問題はうまく取付できるかという点であった。標準の状態なら問題なくても、ぼくのWのように純正リアキャリア装着車のばあいは干渉してしまう可能性がある。

シムズクラフトの大将にメールで問い合わせてみたら、たちまち「あいにく把握しておりません」と返事が帰ってきた。しかしありがたいことに、参考までにと標準状態での取付部の写真を添えてくれていた。

さらにこんな記事があるのにも気がついた。これらの情報を総合し、多少の工夫でなんとかなるだろうと踏んだ。

製品を入手し、Wに仮組してみた。

サポートバーのリアショック側の取付部が、リアキャリアの下部に当たってしまう。サポートバーは丸パイプであり、取付部は板を折り曲げ加工したものだ。両者は溶接で接合してあるのだが、その接合部の板のはみ出し部が、リアキャリアのパイプに当たってしまっていた。

 ▲仮組したところ。黄色丸印内が干渉した部分

では、サポートバー取付部のその板状のはみ出し部を削ってやればいいだろう。

とエラソーなことをいっても、ステンレスは鉄よりも硬く、研削の経験はない。電動工具のお世話になるほうが賢明だろう。ステンレス研削用の粒度60番の砥石を買い、電動ドライバにつけて削ってみた。想像以上によく削れる。ただし、ディスクグラインダーのように回転数をあげることはできないので、能率はよくないかもしれない。

 ▲研削にあたりサポートバーは万力ではさみ固定しておく

削っては仮組し、干渉の具合を確認して、また削る。そのくりかえし。電動ドライバのバッテリが二度、空になった。

不思議なことに、左と右のサポートバーでは削った量にだいぶ開きがある。右側は角と上面を少し削っただけで取りつけることができた。左のほうはそう甘くない。削っても削っても、まだ干渉する。けっきょく、ほぼ丸パイプの丸みに沿ったラインまで削った。角は完全に消え、溶接痕の部分も半分くらい削り込んだ。ここまで削って、ようやく取付られる状態となった。

 ▲右側。黄色丸印内が研削した箇所。これくらいで取付できる状態になった

 ▲左側。右側に比べると相当に削り込んだ。最初にあった角は完全に消滅

 ▲リアフェンダー側の取付部。既存のボルトに共締め

作業内容にむずかしい点はなかった。慣れているひとなら鼻歌仕事であろう。根気だけはそこそこ要する。なお、以上の作業はいうまでもなく自己責任の範疇である。

せっかく取りつけたサイドバッグサポートバーだが、ここにサイドバッグを付けて走る予定は当面ない。

さしあたりサイドバッグの必要がないこともあるが、リアウインカーの位置を変えたくないことも大きな理由だ。サイドバックをとりつけるとリアウインカーと干渉することがある。それを避けるためにリアウインカーをナンバープレートの横にまで後退させたりするキットも存在するらしい。だが個人的にはリアウインカーは標準の位置にあるほうが好ましい。

だからサポートバーは、現状ただのアクセサリーにすぎない。それでも工業製品としてのWのうつくしさを損なうことなく取付ることができたので自己満足している。