ホーム > 考えたこと > メディアの意味が変わった?

メディアの意味が変わった?

「メディア」の意味が近年変わってきた、と某紙に書かれていた。いわゆるソーシャルメディアの台頭がその要因なのだそうだ。

そうなのか?

こういうものの言い方が平然とできてしまうという前提には、これまではメディアといえばマスメディアのことであった、という認識があるだろう。

たしかに、マスメディアのひとたちは、しばしば、じぶんたちのことを「メディア」と自称したりする(米国のジャーナリズムによく見られる語用の輸入形であろう)。

「メディア」という言葉をこのように使用できる感覚にとって、メディア=マスメディアという図式を基本に据えるのは自明のことなのかもしれない。それはそれでも、まあかまわない。

だがぼくから見れば、それは一面的・限定的であり、なんとも違和に満ちた用法である。

むしろこのような用法は、medium/media という語にたいする無神経さを示すばかりか、マスメディア的なメディア観がどれほど天動説的であるかを物語っているように、ぼくにはおもわれる。

レイモンド・ウィリアムズの『』の、media や mediation の項目を読んでみるといい。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://swingbooks.jp/2013/03/03/medum_media/trackback/?_wpnonce=c832ebfd85
トラックバックの送信元リスト
メディアの意味が変わった? - 散歩の思考 : SwingBooks.jp より

ホーム > 考えたこと > メディアの意味が変わった?

Related Other Sites
Recent Posts
Categories
  • ゼミ・授業 (144)
  • 考えたこと (131)
  • 日にち雑記 (240)
Pages
Monthly Archives
Search This Site
Subscribe SwingBooks
Lab & Seminar
RSS hajime-semi Blog
  • それらしさから抜け出すこと 2016年12月9日
     こんにちは〈KUJIRA〉です。12月に入りましたね。一回目の卒論提出日まで三週間を切りました。最近はほとん […]
    長谷川ゼミ
Meta

ページの上部に戻る