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旭浜トーチカを見てきた

旭浜トーチカは、北海道広尾郡大樹町の、いかにもこのあたりらしい茫洋とした海辺にある。アジア太平洋戦争末期、米軍の上陸に備えて旧陸軍が構築した防御陣地群のひとつだ。あれから70年近くたったにもかかわらず、いまも残っているという。見に行ってきた。

案内板などとくに見あたらなかった。旭浜の漁港から、とにかく砂浜を歩く。場所も数もよくわからなかった。ひとつひとつ歩いて確認していった。

ぼくが数えたかぎり、トーチカは8基あった。便宜上、漁港に近いほうから順に、1番、2番、……、8番と、よぶことにする。冒頭の写真は、いちばん奧に位置する8番トーチカであり、左遠方に小さく7番が映っている。

漁港にいちばん近い1番トーチカは、近年整備されたらしい護岸に埋めこまれたようになっていた。本来はこのようになっていたのかもしれない。しかし、これ以降のトーチカは、砂浜のなかに点在していた。

これは2番トーチカ。ほぼ砂に埋まろうとしている。不等沈下した状態である。基礎からずれたのか、あるいは基礎もろともなのか。

コンクリートの厚みはこのくらい。ぼくの親指と人差し指を思いきり拡げると約19cmある。厚みは50cmほどになるだろうか。

入口と反対側の面に銃眼が穿たれている。銃眼は外から中に向かって絞られた扇状だ。防弾のためだろう、垂直面をもつギザギザの段が3段つけられていた。

一部のトーチカは、内部に入ることができた。内部にも砂が入り込んではいたが、荒らされておらず、きれいであった。

内部から銃眼部分を見る。分厚いコンクリートの向こうに四角に切りとられた小さな太平洋が見えた。冷たい風が吹き込んできた。

外から見るとそれなりに大きな構築物だが、中に入ると狭い。二畳分くらいだろうか。ここに重機関銃を据え、弾薬を置き、兵士が数名入ったら、もう身動きさえもとれないだろう。

写真とともに、簡単ながら少しメモもとってきた。記録のためにも、夏のあいだに別ページをつくって、そちらにまとめておきたい。

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