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シンガポール・フライヤーに乗ってきた 1/3

シンガポール・フライヤーに乗ってきた。

2013年9月現在世界一という触れ込みの巨大観覧車だ。高さ165m、回転輪直径150m。公式サイトはこちら(英語)。全体設計は建築家の故黒川紀章、観覧車の製作・設置は三菱重工(出典)である。

MRT(地下鉄)のプロムナード駅で下車。地上へあがると、早くもシンガポール・フライヤーの姿が見える。歩いて10分ほどの距離だ。太陽が天頂部で輝いている。さすが赤道直下の国だ。

空中歩道で道路をまたぐと観覧車の足許部分に到着する。

この3層の建物はドーナツ状の形をした商業ビルだ。中央に観覧車の中心軸を支える柱が立ち、それをとりかこむように各階にテナントがならんでいる。

チケット売場は地上階にある。大人ひとり33シンガポール・ドル。1ドル=80円弱だから2600円くらいか。事前予約すべしみたいな記述をネットで見かけたが、そんな気配はまるでなかった。開業(2008年)からだいぶたっているせいかもしれない。

改札は2階にある。入ってすぐに空港のそれのような手荷物検査がある。荷物(といってもデイパックひとつなのだが)を機械にとおし、人間も探知ゲートをくぐらされる。本気なのか、一種の演出なのかは不明。あまりまじめにやっている印象はうけなかったのだが、だからといって必ずしも演出を自覚しているわけでもなさそうだった。

しばらくは照明を落とした展示コーナーをいくつか抜けてゆく。シンガポール・フライヤーについて、設置の経緯や技術的な工夫の解説などが、メディアアートふうの展示によって説明されている。

解説は、英語・中国語・日本語の三カ国語で併記されていた。

そのなかに、シンガポール・フライヤーは「国家の象徴」として建設されたという趣旨の解説があった。巨大建造物が支配者の記念碑的な役割をになうというのは建築史の常道だろうが、観覧車が国家の象徴と位置づけられるというのは、どうなのだろう。どこまで本気なのか、また一般のひとびとがこの意識をどこまで共有しているのは、わからない。

それでも近年中国や中東などの各国で巨大な観覧車がつくられているのを見ると、かつての帝国主義的な国民国家というよりも、多民族や多宗教といった多様性をかかえるグローバリズム的国家をとりまとめてゆくための装置、という文脈でとらえたほうがよいのかもしれない。

展示解説コーナーをすべて通過すると、写真撮影コーナーがあらわれる。搭乗後に購入できますよという、どこでもやっている「サービス」だ。あいにく撮影を拒むことはできなかった。むろんそんな写真など買いません。

こうして、ようやく搭乗口へ到達した。

つづく

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