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ぶじ卒業

今年度のぼくの卒論ゼミ生10名がぶじに卒業した。

かつてないほど手のかかった学年だった。ゼミ生が全員女子というのが、そもそも初めてのことだった。春先には、ぐだぐだの女子校に赴任してきたみたいに感じられたものだった。そこからいろいろあり、最終的には全員が卒論を書きあげて合格し、卒業することができた。各人にとっては、おそらくこれまでの人生でもっとも密度濃く、ひとつのことに打ちこんだ一年間だっただろう。

1月末に卒論口頭試問を終えれば、学生たちのプログラムはすべて完了する。ところが彼女たちは、ウェブサイトを拡充したり、ディズニーシーに調査へ行ってこれもウェブにまとめたりして、なぜだかせっせと活動をつづけていた。ぼくに言われたから、ではない。自主的に、勝手にやっていたのだ。春先では考えられなかったことである。じぶんたちが納得できるよう、最後までしっかり走りきりたかったのかもしれない。

謝恩会のとき、手作りのアルバムを贈られた。卒業式の前々日まで、ゼミの打ち上げを兼ねて合宿に行っていたのだが、戻ってきた翌日(つまり卒業式前日)にもまた全員で集まって、旅行の写真を貼り混ぜしたのだという。

会が終わったあと、せがまれて、彼女たちの差しだした学生証の裏やら卒論ファイルの見返しやらに、ひと言ずつメッセージを書いた。こんなことをしたのも、やはり初めてだった。

卒業式後も、しばらくはブログ更新などの作業をつづけるらしい。月末にはそれも終わるはずだ。そのあとは、それぞれの道を歩みはじめることになる。

卒業おめでとう。