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息子と南房総タンデムツーリング 1/2

この春から高校生になる次男《なな》と、W800でタンデムツーリングに行ってきた。行き先は南房総だ。

子どもとタンデムツーリングに行くのは初めて。そもそも《なな》がバイクに乗ること自体、初めてである。

乗車前に、まずタンデム時の注意点を簡単に話しておく。マスクをしているのは、花粉症のため。

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0850に出発。混みあう市内を脱ける。京葉道路も渋滞。忍耐の時間帯である。蘇我をすぎたら流れ始めた。

市原ICで降りてR297BPを走る。

道の駅あずの里いちはらで最初の小休止。菜の花が咲いていた。

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このあと房総のあちこちで菜の花の黄色を目にすることになった。いい季節である。

小湊鉄道と併走しつつ、しばらく県道を南下した。

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光風台でR297へ復帰。踏切を越えると、線路脇に菜の花が群生していた。その陰に隠れて、警官の姿があった。踏切一時停止のチェックをしていたものとおもわれる。

上総牛久の先から県道81へ。「清澄養老ライン」と称するのだという。ひらすら南下してゆくと、養老渓谷だ。「渓谷」といっても、そこは全国でもっとも地理的高低差の小さい千葉県のこと。きわめて控えめな「渓谷」でしかない。

ここに数軒の温泉宿がある。そこをすぎると、まもなくR485にぶつかる。右折してしばらく西進。

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七里川温泉のところで左折すると、また県道81に入る。

この先は狭小路のつづら折り。杉林のなかを脱けてゆく。花粉症の《なな》にはきつかろうとおもわれたが、本人は初めてのワインディングで、けっこう愉しかったらしい。

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波切不動をすぎ、海が見えてきた。天津小湊にでる。ここでR128にぶつかるので右折。南房総をめざす。

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和田から県道297に入って海岸沿いをすすむ。とても穏やかに晴れた日だったのだが、このあたりまで来ると南から風が吹いていた。

R410に合流して少しゆくと千倉だ。千倉といえば、先日急逝されたイラストレーター安西水丸氏の故郷である。

「網元」という食堂に入った(1240)。

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《なな》はお魚料理が大好きだ。お刺身盛り合わせ(竹)と鯨の竜田揚げをたのみ、ふたりで分ける。

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お刺身のほうは定食になっている。それ以外の料理は別に「ごはんセット」というのをたのむ。ごはんとお味噌汁、お漬け物、小鉢が二皿つく。

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いずれもおいしくいただいた。とくに鯨は、これが鯨肉とは信じられないほどやわらかかった。

お店のひとから、地元でやっているキャンペーンの応募用紙の記入を勧められた。そこに、ひと言コメントを書く欄があった。バイクで来ました、とぼくは書いた。春から高校生になります、と《なな》は書いた。

1330再び出発。房総最南端の野島崎をめざす。

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つづく。

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