ディフェンダー復活

故障でドナドナとなったディフェンダーが、おかげさまで復活した。

ウォーターポンプ(下の写真の矢印1)、サーモスタット(同じく矢印2)、ホース類など一式、それにリザーバータンクなども交換となった。つまり、冷却系を丸ごと交換したわけである。

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故障の直接の原因はウォーターポンプだったようだ。ポンプがこわれ、ベルトが脱落、冷却水漏れ、という症状だったようである。

下の写真は、その壊れたウォーターポンプ。見ると、プーリーをまわす軸が斜めにゆがんでいるのがわかる(矢印)。ベルトでもって、つねに下に強く引っぱられているために、こうなってしまったようだ。取り付け方の問題というより、製品の個体差の問題だったようである。英酷車には多いのだ、これが。

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しかし、こんなことでめげていては、英酷車には乗れない。ディフェンダーは、ときどきこうしたことが起きるが、基本的にはきっちり交換して修理すれば問題ない。エンジンも車台も丈夫だし、しばしば故障頻発の原因となる「ハイテク」は、もともと装備されていない。こまめにメンテナンスし、予防的に早めにパーツを交換してやれば、長くつきあうことができるという。

じっさい飽きるということのない車である。雨が漏っても(じっさい漏るのだ)「ディフェンダーだしな」で許される車というのも、今日日そう多くはあるまい。

修理は一週間ほどで完了し、引き取りにいってきた。帰宅して数時間後に、ようすを見に行って、ありゃ? とおどろいた。冷却水が盛大に漏れた痕がある。

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翌日ふたたび工場へ向かった。確認してもらったが、パーツやホースなどに新たな漏れ痕は発見できなかった。修理作業は完璧だった。

さらに調べてみると、事故時に漏れた冷却水が、ラジエーターのパネルの下に溜まっていた。それがエンジンの熱で流動性を回復させ、下に垂れたのではないかという判断となった。ラジエーターまわりに水をかけて流すと、以後は、もう垂れてくるようなことはなかった。

こうして、ディフェンダーはぶじに復活した。これでまた、元気に走ることができる。

みなさん、ありがとうございました。

復活記念ということで、先の週末にはめずらしく洗車をし、ワコーズのバリアスコートで車体を磨き、樹脂部にスーパーハードを塗ってやった。

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