iPhone5s不調により交換

春からつかってきたiPhone5sが不調をきたした。アップルに修理に出したところ、交換となった。

対応は早かった。ネットで配送修理を申し込むと、翌日に宅配便が受領にやってきた。その翌日には修理センターに到着した旨の連絡が来て、さらにその翌日には交換品を発送した旨のメールが送られてきた。交換品が到着したのは、申し込んでから4日目であった。あいだには週末(しかも年末)をはさんでいる。つまり、そんな時期でも働いているひとがいるということである。

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症状はこんなぐあいだった。初期の段階から、ふだんの使用にはとくに問題はないのだが、iMacへの接続が怪しい傾向があった。まずiMacのUSB経由だと充電ができない。iTunes上でもたまに認識されない。もっとも困ったのが、iPhoto上で認識してくれないことだ。写真を吸いあげることができないのだ。

秋頃までは、それでも何回か試しているうちに認識することもあった。しかし11月末には、iPhotoはiPhoneをもうまったく認識してくれなくなった。

ネットで調べた対応はひととおり試してみた。しかし古い情報ばかりで、効果はなかった。iPhotoが認識しないときはイメージキャプチャで、と勧める情報もあったが、そのイメージキャプチャもまたiPhoneを認識しないのだった。

それでも、このときはまだiTunesだけはiPhoneを認識してはくれた。インストールしてあるアプリケーションのアイコンが出てこなかったりして、挙動はかなり怪しかったが、認識してはいたのだ。

そこで最後の手段として、iPhoneをリセット(工場出荷状態)にして、iTunesに保存してあるバックアップから復元する方法を試みた。これが致命傷となった。iPhoneはリセットされた。だが、こんどはiTunesがiPhoneを認識してくれなくなったのだ。復元のしようがない。

やむなくアップルのサポートページにアクセスした。すると「配送修理」が「推奨」と判定された。それで申し込んだ、というわけである。

どうやらハズレの個体だったらしい。あるいは、その自覚はないけれど、ぼくの扱いが悪かったのかもしれない。

届いた交換品は、もともとの機種と同型のまったく別の個体だった。シリアル番号がちがうし、外装の傷のつきぐあいもちがった。新品なのかもしれないし、整備品なのかもしれない。

これで届いた交換品がメモリ増量版だったり、6や6Plusだったりしたら、あなたの落としたのは金の斧ですか銀の斧ですか的な状況になるところだったが、幸か不幸か、そういうことはまったくなかった。

ちなみに、以前にiPodがバッテリ不良か何かでリコール対象になったことがあるが、そのときは、届いた交換品の箱を開けたらまるっきり別物のiPod──新しいデザインのその時点での最新機種──があらわれた。うれしいというよりも、当惑したというのが正直な気持ちだった。

さて、新しいiPhoneに、修理に出すさいにとりだして保管しておいたSIMカードを挿入し、起動してみた。

iMacにつないで復元しようとしたら、OSのバージョンが古いのでできないとダイアログが出た。いったん新しいiPhoneとしてアクティベートしてOSをアップデートしたうえで、iTunesにつないでiPhoneをリセットして復元する、という手順を踏めとのことだった。OSアップデートにかなり時間がかかったが、それさえクリアすれば、あとは問題なく復元が完了した。上の写真はそのときのものだ。

こんどは、ちゃんとiTunesでもiPhotoでもイメージキャプチャでも認識してくれた。

いままでiPhoneはとくにケースに入れず、丸裸状態でつかっていた。今後は念のためケースを装着することにした。なるべく装着感の希薄なものがいい。そこで、iPad mini Retinaと同じく、エアジャケット(カラーは当然クリア)を購入した。

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