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ディフェンダーのクラッチマスターシリンダーなどを交換

昨年末のことだから、もう丸8カ月も前のことになる。

名古屋に帰省した折り、ディフェンダーのクラッチが妙に遠いことに気がついた。ペダルを床近くまで踏み込まないと、クラッチが切れない。そのペダルは、筋トレ用具かと言いたくなるようないつものバカ重たい感触ではなく、スカスカと妙に軽くなっている。

いよいよ来たな、とおもった。クラッチのマスターシリンダーからのフルード漏れは頻発する問題だと、どのディフェンダー・オーナーのサイトでも指摘されていたからだ。ぼくのばあい、納車から丸4年間まったく問題なかったのが幸運なくらいだった。

休憩したときにボンネットを開け、・フルードのリザーバータンクの蓋を開けてみた。ありゃりゃ。そのとき撮った写真がこれ。

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フルードはなかった。正確には、空っぽというわけでは(もちろん)なく、のぞき込んでも視認できないくらい減っていたのだ。

ちなみに、300Tdiエンジンのばあい、クラッチのリザーバータンクは、赤い矢印の位置にある。

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ネット上では、このとき運転席の足許にフルードがしばしば垂れてくるという話が多いようだ。しかし今回は、そのような現象は認められなかった。

ともかく、フルードの補充でもって当面しのごうと考えた。帰省先から歩いていける近所のオートバックスでは、あいにく指定されているDOT4は品切れだった。やむなくトヨタのDOT3を買って帰り(それしか売っていなかった)、規定量になるまで注ぎ足した。注ぎ足した量は、おもいのほかわずかだった。

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走り出してしばらくはクラッチの調子が戻ったように感じられた。だが30分もすると元へ戻ってしまった。それでもクラッチを切ることは、いちおう、できなくはない。仕方なく、だましだまし東名にのって帰ることにした。

休憩で停車するたびにリザーバータンクの蓋をあけて残量をチェックした。フルードは、補充以後はとくに目立った減りはないようだった。ともかくその日はそのまま市川まで帰ってきた。

年があけてから、わがディフェンダーの主治医ミッドランドで診てもらった。よくあるマスターシリンダー(ペダル側にある)からの漏れというよりも、むしろレリーズシリンダー(レリーズフォーク側にある。なお純正パーツカタログ上の表記はSlave cylinder)から漏れていたという話だった。だからクラッチペダル側にフルードの垂れが見られなかったのかもしれない。

このさいなので、両方とも交換してもらった。交換後は、またこれまでと同じように、どっこらしょと力を入れて踏みこまなければならない、あのバカ重たい感触のクラッチに戻った。

ついでに、エアクリーナー・ケースのマウントもゴムが切れていたので(4つのうち3つまでも)、それも交換。

いまどきありえないくらい振動の激しい車なので、これも仕方ない。ディフェンダーに乗りつづけるには、とにかく心をひろくもち、万物をありのまま受けとめる精神が肝要なのだと、あらためて思わされた。

下の写真は交換された古い部品たち。左がレリーズ、中央のL字形がマスター、背後に転がっているのがエアクリのマウントたちである。

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なお、ディフェンダーのばあいマスターシリンダーやレリーズシリンダーの寿命は製品の個体差であり、俗によく言われるように使用状況に依存するというわけではないのだそうだ。短いひとは数千kmでダメになる一方、長いひとは8万km走ってもなんともないのだという。今回は4年4万kmもってくれたのだから、とくべつアタリとはいえないがハズレというほどでもなく、まずまず良しとしなければならないレベル、といったところだろうか。

この修理のあと、ディフェンダーはすっかり調子がよくなった。この間、中距離程度の走行としては、何度か名古屋へ往復し、一度は島根県の石見まで走ったわけだが、なんの問題も出ていない。新しい部品たちがなるべく長くもってくれることを祈るばかりである。

先日もミッドランドでオイルとフィルターの定期交換をおこなった。そのさいあわせて各部の点検もしてもらった。異常なし。ありがたいことだ。

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とはいえ、そこはディフェンダー。油断や慢心は禁物であると自戒せねばなるまい。

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