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笹川流れの塩工房――春の庄内散歩旅その2

庄内散歩旅その1のつづき。

峠を越えて新潟県へ。JR村上駅前にやってきた。黒雲が低いところをつぎつぎ流れてゆく。

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村上からはR345で日本海を左手に見ながら、笹川流れを走った。曇り空だったが、それでも粟島の島影を視認できた。

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途中の何箇所かで塩をつくっている。その一軒に入ってみた。

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引き戸をあけると、おじさんがふたりいた。ひとりは黙々と塩づくりの作業中。もうひとりが「どうぞ見ていって」と声をかけてくれた。

これが海水を煮詰めるための釜だ。五連の釜である。そのひとつひとつに水槽が載っかっている。その真ん中の水槽に、まず海水が注入される。そして煮詰められながら左右の水槽に少しずつ移動してゆくのだそうだ。

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朝から晩まで操業したときに注入される海水はつごう30トン。そこから3-4kg(だったかな?)の塩ができるという。

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海水は目の前の日本海から汲みあげる。水の澄んでいるときを狙って汲みあげ、貯水槽に貯めておく。常時2万トンの海水がたくわえられているそうだ。このあたりは大きな町から離れ、工場もないため海水がきれいなのだという。

労働集約的な作業であるが、こうやってつくられた塩はなんとも滋味がある。

裏には釜の燃料となる薪が山と積まれていた。近所の山から杉の間伐材が大量に出るという話だったが、よく見ると廃材も混じっているようだった。

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針葉樹は、うちの薪ストーヴだと焚きつけくらいにしかつかわないけれど、ここの釜なら問題ないらしい。コストパフォーマンスはたしかに高いのだろうとおもわれる。ちなみに釜は、奥に細長くのびて、薪を差し込むように入れるタイプだった。

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海に面したデッキの軒下にはサクラマスとふぐがぶら下がり、寒風に吹きさらされていた。

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塩を買って店をあとにしようとすると、おじさんは言った。

「ゴールデンウィークになればたくさんひとがきますよ、あれがなければ生活していけないね」

塩工房からしばらく北上する。このあたりはずっと羽越本線と併走している。タイミングがうまくあうとランデヴーもできる。

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R7に合流し、さらに北へ向かう。鼠ヶ関でふたたび山形県に入った。

ほどなくして、あつみ温泉である。ここから鶴岡まで日本海東北自動車道の無料区間が併走しているが、無料につられて入ったりはしない。そのままR7を進む。由良で左折して国道からはずれて海岸沿いへ降り、山形県道50を海岸線に沿って走る。

その3へつづく。

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