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《なな》たちのラストゲーム

夏の高校野球の地区大会が始まり、《なな》たちのチームも試合をむかえた。

おおぜいの高校生たちが駆けつけ、元気な声で応援するなか、プレーボール。

試合は両チームとも、投手と守備陣がよく粘り、なかなか得点が入らない。どちらが勝ってもおかしくないような、拮抗した試合内容だった。

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そうして5回裏まですすんだ時点で、ぼくは仕事のために球場を後にせざるをえなかった。試合はその後、ワンチャンスをものにした相手チームにどうしても追いつくことができないまま、けっきょく負けてしまったという。

《なな》たちの高校野球は、こうして終わった。

試合である以上、勝つこともあれば負けることもある。それは結果だ。残念だし悔しいにちがいない。でも十分に胸をはっていいとおもう。

ぼくが見ていた範囲でいえば、《なな》たちのチームは、春の大会で見たときに比べて、見違えるほどうまくなっていた。とりわけ守備は正確で安定しており、連携も熟成され、判断も的確。そして少々のピンチにも動じない。ちゃんと「野球」になっていた。ちょっとおどろくくらいだった。

きっとこの間みんな相当の練習を積んできたのだろう。もろもろの条件が必ずしも恵まれていたとはいえないなかで、かれらにできる最大限の努力をしてきたのだ。そうでなければ、あそこまでレベルアップはできない。

結果とプロセスは別のものだ。試合に負けたところで、最後まであきらめることなく最大の努力をしたという事実ははっきりと残る。それこそが、つぎへの確実な基礎になるものだろう。

おつかれさま。ほんとうによくがんばった。