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アトラクションの源流を歩く――プラーター公園の観覧車とミュージアム 2/3

プラーター公園にいった話その1のつづき。

観覧車のちかくにプラーター・ミュージアムがあった。

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ロビーで、おじさんがおばさんとソファに座って話し込んでいた。そのおじさんがミュージアムの店番だった。ぼくが館内に足を踏み入れようとすると、うしろからあわててやってきて、5ユーロ、と言った。ぶっきらぼうで、英語もあまり解さないようだったのだが(ぼくもそうだけど)、悪い感じのひとではなかった。

展示は個人の収集した資料が中心なのだという。絵葉書、写真、ポスターを中心に、当時つかわれた機械なども展示されていた。

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これは幻燈ショー。幻燈の機械をつかって、魔物か何かとたたかってみせるというパフォーマンスである。

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いまから見れば大昔の素朴な逸話のように受け取られるかもしれないが、現代のVFXだって基本的には同じようなものだ。それはテクノロジーの娯楽性のひとつの側面である。だから、たとえば映像を、作家の思想の表現だとかジャーナリズム的な意味の伝達だとかといった観点からだけで理解しようとすると大事な点が抜け落ちてしまうと、ぼくはおもうのだ。いまもよくある心霊写真など、写真技術の誕生とほぼ同時に生まれているのだし。

これはその幻燈機の展示である。ほかにも同種の機械がいくつか展示されていた。

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これはパノラマ館。「」という言葉はいまはややレトロな語感だが、18-19世紀の代表的な娯楽のひとつ。パノラマ館は、内部が大空間になっており、壁面に都市を鳥瞰したような絵が描かれている。それを高いところから眺めて愉しむ。俯瞰・鳥瞰・一望という知覚を娯楽として愉しむわけだ。現代の東京でいえば、スカイツリーとか高層ビルの展望フロアとかと同じである。

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これは初期のローラーコースターの模型。コースターもかなり初期のころからこのように「風景」と組み合わされて「物語」的設定が付与されていたことがわかる。それにしても、鉄道模型でいうところの「レイアウト」そのものである。

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これは回転木馬(カルーセル)につかわれていた木馬。回転木馬も長い歴史をもつ遊戯機械である。

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その3へつづく。

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