1年ぶりの東京、5か月ぶりのブログ

5か月ぶりにブログに投稿する。元日に雪景色のアナーバーの写真を投稿して以来だ。

あれから3月半ばまではアナーバーにいて、そのあとアメリカを発ってから東回りで寄り道しながら二週間かけて日本へ帰ってきた。帰国したのは3月31日。意外なことに、しばらく前に開花したと聞いていた桜が、まだ満開だった。

帰国して最初に感じたことのひとつは、まわりで話されることがなんの努力もなしにぜんぶわかる、という現実にたいするおどろきだった。あまりに楽すぎて拍子抜けするほどだった。たった一年不在にしていただけとはいえ(正確には10月に一時帰国しているけど)、母語とはえらいものである。

いっぽう、ふつうにしていると東京といえども英語を話す機会はほぼ皆無だ。ぼくの英語力はもともと頑強というほどでもないので、たちまち落ちてしまいそうである。せめて少しでも英語に触れる時間を確保しておこうと、移動中などにiPhoneにインストールしたアプリでミシガンラジオを聴くようにしている。

4月からは明学に復帰して、授業や校務をはじめ、山のように溜まっていた仕事に追われていた。ほかにも研究や執筆、車やパソコンなどのメンテナンス、そして家のことと、いろいろあった。ともかく、ひとつずつ片づけてゆくほかない。

あっというまに二か月がすぎ、東京はもう初夏だ。昨日は少し早めのヒマワリが咲いているのを見つけた。

仕事のほうもようやく一息ついたかなという段階となった。おかげで、こうしてブログに短い投稿を書いてみることができた。でもなんとなくまだ慣れず、社会復帰のリハビリ途上という感覚が残っている。その感覚は、いずれ慣れて忘れてしまうものかもしれないし、もしかしたらずっと消えないものかもしれない。どっちがいいのかはよくわからない。

ただはっきりいえることは、アナーバーでの生活はぼくにとってかけがえのない大切な時間だったということだ。多くのことを教えられ、たくさんの友だちができた。もちろん良いことばかりあったわけではない。だが総じていえば、アメリカ合衆国という国全体がそうであるのかはともかくとして、少なくともアナーバーについてはとても水があったのだとおもう。

在米中はなかなかブログまで手がまわらなかった。その頃の話題も含めて、これからまたぼちぼちと書いてゆきたい。

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