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日にち雑記 Archive

風力発電機

島牧の庭に、風力発電機が据えつけられていた。北海道には巨大な風力発電機をよく見かけるし、このあたりでも月越や寿都に何本もたっている。海からも山からも風のよく吹くところだから、適地なのかもしれない。

島牧のそれはネット・オークションで手に入れた台湾製の家庭用。3.11以後、けっこう出品されているのだそうだ。これで最大600wの発電能力があり、バッテリに蓄電しておけば、一部屋ぶんの電気がだいたいまかなえるという。

気になるのは騒音である。じつはぼくも数年前に家庭用風力発電機について調べてみたことがある。ロフトのデッキあたりに据えつけられないかと考えたのだ。

風だのみゆえに発電量は安定せず、発電しても微々たるものというのは、まあ想定内。それで元をとろうという発想は、もともとなかったことだしね。それよりも、プロペラの回転音が思いのほか大きく、住宅地には不向きだという指摘が少なくなかった。

島牧にいるあいだ、注意して発電機を観察してみた。それなりに風が吹き、それなりに回転しているときには、やや低いファンファンファンという音は発生する。気になる、というほどでもなさそうだったが、そこは環境や個人差もあるだろう。感心したのは、わずかな風でもちゃんと回転することだった。

帰ってからぼくもネットで調べてみた。オークションで見かけるものの大半は並行輸入品。正規輸入品とはびっくりするくらい価格差がある。どっちが適価かはわからない。


Lionにアップデート

仕事用のiMacを遅まきながらLionにアップデートした。

すでにMacBookAirではLionをつかっているので、これが初めて、というわけではない。iMacのほうは、CS2などの古いアプリをいまだにつかっている関係上、しばらくアップデートを見あわせてきたのである。

Lionはダウンロード販売で、ふつうに作業を進めると、既存のOSを書き換えてしまう。だが、これまでの経験からすれば、OSのアップデート時には、できるだけクリーンインストールしたほうが無難であろう。検索してみると、App.StoreからLionをダウンロードしたのちに、DVD-Rに起動ディスクを焼き、そこから起動してインストールする方法が紹介されていた。それにしたがって作業した。

起動ディスクから起動して、インストールする前に、まずディスクユーティリティでいったんHDDを初期化しなおす。その後Lionをインストールし、完了後にTimeMachineにバックアップしてあった既存のデータを移行する。そこまで含めて半日かかった。いまのところ、とくに大きな問題は生じていない。

気づいた点としては、起動ディスクからのインストール作業中は、マジックトラックパッドでは、カーソルの移動はできても、なぜかクリックができないということくらいだろうか。

マジックトラックパッドを導入してから、まだひと月くらいしか経っていないので、ぼくの使い方がわるかっただけかもしれないのだが、ともかく、クリックできないことにはどうにもならない。

そこで、その前の7年ほどにわたり愛用していたケンジントンのトラックボールを再び取り出してきて、接続してみた。こちらのほうは問題なく作動した。むろんクリックも効く。

Lionでは、長年つかってきたCS2が動かない。新しく買い直そうかと考えないでもなかった。だが、やたらに莫迦高く、おまけに抱きあわせ販売で不要なアプリケーションまであれこれインストールさせられるアドビ商法にはほとほと嫌気がさしている。

ぼくのばあい、必要なのは、けっきょくIllustratorとPhotoshopの二つだけだ。前者は、やむなく新規に買い直した。後者については、Pixelmatorあたりで代替できないだろうかとおもっている。


旧江戸川ポタリング

旧江戸川ぞいをBD-1で走ってみた。

市川から江戸川左岸(千葉側)ぞいに南下して行徳橋をわたり、少し戻って旧江戸川ぞいの右岸(東京側)を走る。造船所や釣りの船宿、工場などの横を走っていく。

写真は新中川との合流地点から南の河口方面をのぞむ。手前が新中川、左から奧にかけて旧江戸川。奧の川中にうっすら島が見える。妙見島だ。パリのシテ島みたいなものだが、こちらの島は工場だらけである。

道を間違えた。脇にあった駐車場に、忠魂碑がたっているのを見つけた。出征して戦死した兵士の名と、建立者として父の名が刻まれている。明治30年と記されているのが、戦死の年なのか建立年なのかは見落とした。碑の前には、自販機が鎮座していた。

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メガネ

いろいろと書きたいこと、書かなければならないことはある。だからといって、それをそのまま書いてしまえるような精神構造ではないらしい。書いたからといって、なんでも公開すればいいというものでもないだろう。というわけで、今日もひどく暢気な話である。

肌に直接つける装飾品というのが苦手だ。指輪とかネックスレスとかピアスとか、そういう類いのものを手をだそうとおもったことがない。

でも、ひとつだけ例外がある。メガネだ。もっとも極度の近視・乱視だから、メガネは装飾という以前に必需品といったほうがより適当かもしれない。

一日のうちでメガネをかけていないのは、寝ているときと風呂に入っているあいだくらいだ。初めてメガネをつくったのは小学校4年のときだっったか。以来ずっと、ぼくの顔にはメガネがのっかっている。コンタクトレンズなどというものはつかったことがない。

先日のことだ。庭に勝手に生えてきたネズミモチの木を伐っていた。伐った枝が反動でこちらに飛んできて、メガネにあたった。急に目の焦点がさだまらなくなった。

汗がレンズに垂れたときなど、よくこうなる。メガネをはずして確認してみた。とくに問題なさそうだった。再びメガネをかけて作業を始めた。だが30秒ほどして、視界がまったく恢復していないことに気がついた。やっぱり変だ。

あらためてメガネをはずしてみた。左のレンズがなくなっていた。あわてて、足下を探った。落ち葉が積もっていた。焦点の定まらない目で(なにしろ矯正が効いているのは右眼だけなので)探す。さいわいすぐに見つかった。レンズを止めていたビスがなくなっていた。ビスも探してみたが、小さすぎて、さすがに見つからなかった。

仕方がないので、メガネ屋さんにいくことにした。いまのメガネをつくってもらったのは、本八幡のユニオンメガネである。見え方も形も丈夫さもしっかりしていて、とても気に入っている。廉価を謳うチェーン店は多々あれど、そういうところでメガネをつくろうと考えたことはない。

BD-1でユニオンメガネまでひと走り。お店は親子でやっている。息子さんが対応してくれた。

レンズをフレームに装着しなおす。レンズは、すでにつくってから6年が経過して、表面のコーディングがはげかかっている。気づかないはずはないだろうに、レンズ交換をしてはどうでしょう、お安くしときます、などと営業めいたことはひと言もいわない。ただ黙々と作業が進められてゆく。

鼻パッドを交換し、ラジオペンチのような道具でつるの開きぐあいを調整。ぴたりと顔に収まった。メガネを洗浄してもらい、ケースまでいただいた。わずか15分ほどで、メガネは元通り、いや、元よりもすっかりきれいになった。

つぎにメガネをつくるときも、やはりこのお店にお願いするつもりである。


銀座の祭壇

土曜日のことだ。有楽町駅で下車し、用事をすませたのち、アップルストア銀座に寄ってみた。

店の前はこんなふう。ほぼ「祭壇」化していた。

そのようすを大勢の人たちがながめていた。ぼくもそのなかに混じり、デジカメで数枚写真を撮った。そのまましばらく、ぼんやり突っ立っていた。

ひとりの男性がやってきた。小さな花束を「祭壇」に献花し、30秒間ほど手をあわせた。それから、店をとりまく人たちのほうへ戻って来ると、おもむろにポケットからiPhoneをとりだし、店の前の「祭壇」を撮影しはじめた。


今日の江戸川

台風12号の影響で和歌山や岡山では猛烈な降雨で大変な被害がでているという。市川では、風はそれなりに強く吹くし、蒸し暑いが、雨はそれほどでもない。

江戸川土手に行ってみた。かなり増水していた。いつもは野球やサッカーの練習につかわれている河川敷のグラウンドは、すっかり水没している。

帰りに通りかかったお寺では、屋根の棟が崩れていた。台風ではなく震災の影響であろう。本堂が倒壊する危険があるので近づかないように、という旨の貼り紙がしてあった。


クール便を出しに

クール宅急便をだそうと、近所の酒屋さんに行った。あいにく閉まっていた。少し歩いたところにあるコンビニをめざして歩いた。太陽が斜めに照りつける。暑い。

このあたりは、片側一車線。交通量は多くバスも通る。舗道はない。道路の右端に引かれた白線の外側を、歩く。車が、右の腕をかすめるようにして通りすぎてゆく。

コンビニに到着した。ところが店のおばさんは言う。クールは受けつけられない、この先に営業所があるから、そこで出せ、と。

またも炎天下を歩く。車は、あいかわらず身体のすぐ右脇をかすめて通りすぎてゆく。

自動車教習所の前に出た。大型二輪教習のパンフレットをもらった。

また歩きだす。小学校の前を抜け、県道に出た。ここも舗道は途中で切れている。道路の端を歩く。途中、サイドミラーの破片が散らばっていた。

しばらくして、営業所が見えた。やれやれ、ようやく目的地である。

帰り道の途中で奇妙なものを見つけた。

平たい敷石が積みあげられている。その上に、ゴミ出し用のカゴが載っかっているのだった。このあたりのひとは、毎朝ここによじ登ってゴミ出しをするのだろうか。

さらにもうひとつ奇妙なものを見つけた。木を砕いたチップの舗道である。

ふしぎなことに、チップの道にはまったく草が生えていない。ただチップを敷いただけではなく、樹脂か何かで固めてあるようだ。『オズの魔法使い』に出てくる「黄色いレンガの道」を思い出した。

そこで、ドロシーやトトたちに倣って、「魔法使いに会いにいくんだ。すてきなオズの魔法使い!」とうたいながら、その奇妙なチップの舗道を通り抜けることにした。


研磨とスチーム

鍋の底を研磨した。

ひどく焦げついていたところを、電動ドリルにとりつけた円盤形のヤスリでガリガリと削り落とす。

最初に用意したのは320番くらいのヤスリ。まったく削れない。ローバーでホームセンターへ行き、いちばん粗いやつを買ってきた。電動ドリルのトルクをあげたら、焦げつきが削れはじめた。

夢中でやっていた。頭のなかは空っぽ。気づいたら、2時間もたっていた。

鍋はピカピカ、とまではいかない。エンボスのなかについた焦げつきはとれず。底のほうはまずまずきれいになった。

別の日。こんどはスチームクリーナーというやつをつかってみた。しばらく前にケルヒャーの直営オンラインショップで、型落ちのものが安く出ていたので買っておいたのだった。

水を0.8l投入してスイッチオン。待つこと6分でボイラーが沸く。ブラシにぼろ布を巻きつけて針金で留める。ブラシカバーというのが一個付属していたが、ぼろ布でなんら問題ない。

まず換気扇から。ブラシの手許についたスイッチを押すとシュワワと派手な音をたてて蒸気が噴出される。蒸気をあてると脂が浮く。そこをブラシで拭きとる、という寸法だ。

やっているうちに、だんだん、うまい方法がわかってきた。スチームクリーナーのブラシだけで汚れを拭きとるというのが取説の主張のようだが、それだけで完全にきれいにするのはむずかしい。むしろ、二人組みとなって、ひとりがスチームクリーナーで蒸気をあてて脂を浮かせたところへ、もうひとりがボロ布で拭きとるという方式のほうがずっと手早くきれいになる。

だんだん愉しくなってきた。換気扇のつぎはガスレンジ、さらにキッチン台全体にも、スチームをあてた。

脂汚れといえば、これまで強力な洗剤や無水アルコールで何度も拭かなければ除去できなかった。それが、スチームだけできれいに落ちる。ステンレスはピカピカ。

しかし、換気扇のスチールの部材に蒸気をあてたら、黒い塗装の皮膜がボロボロとはがれてきた。こちらのほうは、適当にしておいたほうがよさそうだ。まあ、いざとなれば、脱脂して耐熱ブラックを吹きつければいい。

いちおう一所懸命掃除してますという顔をして作業していたのだが、実質的にはほぼ遊んでいるといったほうが近い。この手の機械をつかっていると、なぜ愉しくなってくるのだろう?


びっこと階段

右脚を痛めた。だいたい2-3カ月に一度くらいの頻度で、どこかしら調子をおかしくしているような気がする。

今回は、中学の運動会だった。

借り物競走で走ってきた男の子が札を引く。そこには「メガネをかけている人」と記してある。かれが顔をあげると、視線のすぐ先に、ぼんやり腰かけているぼくの姿があった(らしい)。かれが走り寄ってきて、お願いします! と大きな声でいう。断るわけにもいかないので、左手をつかまれるままにゴールに向かって走っていった。

途中まで頭の中はほとんど真っ白だったが、ゴール間近になって、ふと、こんな急に走ったりして大丈夫かという考えが頭をよぎった。その瞬間、右腿の裏側にピリッと痛みが走った。年寄りの冷や水である。

しばらくは右脚を軽く引くくらいですんでいたが、運動会を観戦しているうちに徐々に痺れてきた。

午前中がすんで帰ろうとした。だが、歩けない。右脚に体重をかけられないのだ。まわりから向けられる好奇と同情と哀れみの入り混じった視線を感じながら、よちよちと壁づたいに休み休み歩き、ずいぶん時間をかけて、なんとか帰宅した。

軽い肉離れだったのかもしれない。病院はすぐ近所にあるが、そこまでまた歩くのかと考えただけで目まいがする。その日はバンテリンの湿布を貼っておとなしくしていた。

そうしたら、翌日には、びっこを引きながらでも、とりあえずは自力で動けるまでには恢復した。これなら病院はもういいや。あとはとにかく湿布だのみで数日をすごした。

昨日は授業のため白金まで、びっこを引き引き出かけていった。右脚への体重のかかり方に気をつけていれば、ゆっくりとではあるが、歩くことはできる。さすがに駅から大学までが、はるかに遠くに感じられたが、ともかく、ぶじに仕事はできた。ただ帰宅するころには右脚は棒のようになって、なかば痺れていた。

いつものように品川から横須賀線に乗った。ところが、事故のため総武線への乗り入れを中止しており、東京駅どまりになるという。到着したのは、地下1番線。総武線の車両は、はるか地下4番線に停まっている。そこまで移動するには、階段を上り下りしなければならない。

追い打ちをかけるのが、エスカレーターである。東京駅では電力抑制のため、一部のエスカレーターが停止している。立ち入りもできない。昇降につかえるのは、不動のエスカレーターを除外した残りの階段部の幅員ぶんだけだ。列車を降ろされた乗客たちは、その狭い階段を譲りあって昇らなければならない。

利便性の向上を謳ったエスカレーター増設が、混雑に拍車をかける結果を招いているのは皮肉というほかない。

乗客たちは、とりたてて文句のあるようなそぶりも見せず、黙々と階段を昇り、地下4番線をめざす。こういうとき、つくづく首都圏のひとはエライなあとおもう。

ぼくも階段の端の手すりにつかまりながら、よちよちと階段を昇る。

階段の途中でふと顔をあげると、目の前に30歳前後くらいの女性がいた。手にした二本の松葉杖を突きながら、やはりそれが当然のことであるかのようにして、黙々と階段を昇っていた。


連休の渋滞

5月に入ってからはまったく論文の執筆が進んでいない。4月の末に、ついつい調子のいいようなことを書いてしまった。その報いであろう。

この間、論文以外の諸事に、時間と気持ちが費やされていた。なによりまいったのが、帰省の往復の渋滞だった。

ぼくも《あ》も名古屋に実家があり、家庭の事情もあるため、なんだかんだといって、帰省する。今回は子どもたちも一緒に、ディフェンダーで出かけた。しかし連休中とて、どこも大渋滞。「自粛」などどこへ吹き飛んでしまったかという勢いであった。

往路は中央道50kmの渋滞だという。高井戸から相模湖までずっとつながっていて、通過に4時間以上。絶望的である。

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