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トロリー・ソング

先週来、ぎっくり腰である。 2月の中旬は毎年必ず体調を崩すのだが、今年は大丈夫そうだ、と油断したのがいけなかったのかもしれない。ある日どうも椅子の姿勢があわないなとおもっていたら、翌朝には腰が伸びなくなっていた。 さいわい今回は...
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映画『シェルブールの雨傘』

1964年の名作。スクリーンで観たかった作品のひとつである。デジタル修正を施した版が公開されるというので、入試業務のあいまをみて、さっそくシネセゾンへ出かけていった。 「デジタルリマスター版」なるものが、具体的にどんな処理がなされたも...
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映画『マンマ・ミーア!』

初日に観た。ここ数年のハリウッド産ミュージカル映画は、良し悪しはともかくとして、比較的緊密に構築された作品が多かった。本作品はその対極、もうゆるゆるである。 ほとんど舞台そのまま。素朴な手づくり感覚というか、とっても素人っぽい。つくっ...
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映画『ザ・ムーン』

アポロ計画をふりかえるドキュメンタリー。同時に、本作品の提供者であるロン・ハワードが監督した『アポロ13』(1995)が、史実にもとづいた劇映画としていかによくできていたかをも教えてれる。 1961年のケネディの演説から始まり...
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映画『K-20 怪人二十面相・伝』

『K-20 怪人二十面相・伝』(佐藤嗣麻子監督)を観た。大作であるわりに危惧されたほど大味にすぎず、それなりに愉しく観られる。 北村想の原作は未読(名古屋出身者にあるまじきことで恐縮だが)。だから、原作と映画脚本とでどう設定が変わって...
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映画『ディスコ』

『ヤング@ハート』(評)や『ウォー・ダンス──響け僕らの鼓動』(評)とちがい、こちらは劇映画。おフランスの、けれどもインテリ御用達でなく大衆向けの娯楽作品である。作品の出来としては、特筆すべきものは見あたらない。だが「音楽やダンスによるアイ...
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映画『ウォー・ダンス──響け僕らの鼓動』

こちらの作品もやはりドキュメンタリー。『ヤング@ハート』(評)が高齢者を対象としていたのにたいして、こちらは子どもたちが主役である。舞台はアフリカ・ウガンダ北部の内戦地帯。内戦孤児など紛争の犠牲になった子どもたちが、音楽やダンスをとおしてア...
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映画『ヤング@ハート』

音楽やダンスがアイデンティティの再構築をもたらす──という図式は、音楽をフィーチャーした映画に好んで扱われる典型的なモティーフのひとつである。最近たてつづけにその手の作品を観た。 まず『ヤング@ハート』(スティーヴン・ウォーカー監督)...
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映画『ウォーリー/WALL・E』

ピクサーの作品はどれもよくできているが、本作品は一頭地を抜く。SFエンタテインメントとして十二分に愉しめるというだけではない。ピクサーのアニメーション作家たちが、どのような映画的伝統のなかで生きているか、あるいはそれを引き受けようとしている...
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映画『ハッピーフライト』

矢口史靖は、フジテレビと組んでメジャーな大衆ヒット作を撮るというスタンスゆえか、いわゆる映画通のみなさんからの評価は辛め。だが、ぼくは好きな監督だ。商業主義にのりながら映画的な冒険も時折まじえ、バランスを崩さない。その一貫したしたたかさは、...
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