メディア論の視座

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緊急事態宣言の発出にあたり政治家は「外出するな、すべての企業・組織は全力で構成員とその家族を守れ」と強調せよ

緊急事態宣言は今夕発出されるとのこと(すでに発令されたようだ:追記)。一時間後の1900に首相が会見するという。それにしても、準備の表明→発出→発効と、手続きに三日もかかるとは知らなかった。「スピード感」(首相の言葉)もへったくれもありは...
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首相が宣言できない理由を妄想する 2

前回、特措法にもとづく緊急事態宣言を出そうとおもえばできそうな状況にありそうなものだが、なぜ首相は躊躇しつづけているのか、その理由を妄想した話を書いた(なにしろ当人たちが理由や根拠を語りたがらないので)。 今回はそのつづき。...
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首相が宣言できない理由を妄想する

その気になればいつでもできる状況にありそうなものだが、首相はなかなか踏みきろうとしない。特措法にもとづく緊急事態宣言のことだ。 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染がとめどなく拡大をつづけている。報道される状況は日々悪...
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政府はもっと情報を出したほうがいい

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大がつづいている。医療崩壊を懸念する日本医師会はじめあちこちから緊急事態宣言の発出を促す声があがっている。ところが政府はいつまでたっても「ぎりぎり持ちこたえている」「まだその状況にない」...
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パニックじゃない

たぶんパニックなんかじゃない。少なくとも、いまのところは。 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大抑制のための自粛要請に関連して、東京でもパニック買いがあったというような報道がたびたびなされてきた。都知事や首相の会見直...
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緩むと危険

前回まで4回にわたり、花見宴会のようすや、休園中のディズニーにスーツケースを引いてやってくるひとの姿などを見てきた。これらは具体的には3月21日(土)と22日(日)、それに24日(火)に、ぼくが見かけた光景だ。それらの印象をひと言...
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幻の卒業式と誕生日

昨日3月18日は、本来であれば本務校の卒業式のはずだった。しかし、ご多分に漏れずCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大予防対策の一環ということで、中止された。 卒業式の中止は3.11直後のとき以来である。それでも9年前は...
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風紀委員と買い占め者 —— 9年目の自粛ムード社会

いわゆる「3.11」から9年経った。ぼくたちは再び「自粛ムード」が蔓延する社会のなかにいる。 問題にしたいのは、自粛それ自体というより、自粛ムードについてである。ここでいう「自粛ムード社会」とは、COVID-19(いわゆる新型コロナ...
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ちいさな国の出版市場——『ドリーミング村上春樹』とデンマーク

前回ドキュメンタリー映画『ドリーミング村上春樹』の話を書いた。そのつづき。 この映画を観ていておどろいたのは、デンマークの人口がわずか570万ということだった。千葉県の人口(624万)より、まだ少ない。 日本全体でいうならば...
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自撮りと落書き——観光という現象について

前回の投稿で、チェルノブイリを訪れたことに関連して、観光という現象に、「光」をみるものと、いわゆるダーク(闇)ツーリズムのようなものとに区分する根拠は必ずしも自明ではない、なぜなら、観光地を訪れる観光客の態度ないし「まなざし」は、メディア化...
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