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2013柏崎・新潟 W800のアーカイブ

W800で柏崎へ 2/2 ──松代から渋峠を越えて

往路はこちら

新潟での用事を終えた翌朝0730に出発。R402で海沿いを柏崎まで南下した。

写真は新潟大学の裏手あたり。飛び砂がひどい。中央線のあたりや路肩には砂が積もっている。バイクにとって浮き砂は大敵のひとつだ。うっかり踏むと転倒しかねない。

中止になった巻原発の旧用地のあたりをすぎ、信濃川の河口をわたると寺泊だ。観光魚市場の前をとおりすぎ、しばらく行ったところにあった山田海岸で休憩した。水平線の上に佐渡の島影が見えた。

このあと柏崎刈羽原発に行ったわけだが、その話はすでに書いたとおり。

さて柏崎からはR353を南下してゆく。

途中までは快走路。高柳町石黒という集落から先は狭路となる。路面に濡れ落ち葉が堆積している。スリップに注意。

交通量はほとんどなし。トラクターに出会った。

寺田という集落のあたりでWを停めた。

このあたりはあちこちに棚田が見られる。うつくしい風景である。しかし棚田の維持にはひじょうな労力がかかるのだという。昨秋、能登半島の千枚田でたまたま知りあった現地ガイドのひとから、そんな話をずいぶん教えてもらった。

さらに南下し、津南でR117に入ってしばらく西へ向かうと長野県に入った。道の駅さかえで休憩。

ここで天ざるをたべた。揚げたての天ぷらがおいしかった。地物の野菜果物をうっていた。紅玉と秋山郷名物の栃の実まんじゅうなどを買い、シートバッグに押し込んだ。

志賀高原の渋峠を向かうつもりだ。それには、R405の秋山郷から奥志賀林道(長野県道502)を抜けてゆくルートが早くてたのしい。だが今回は通行止めだった。途中の雑魚川林道はもとより、奥志賀林道にも不通箇所があるらしい。野沢温泉や馬曲温泉からあがっていったとしても、肝心の奥志賀林道が通行止めでは駄目だろう。渋峠へは、おとなしく湯田中からR292で登っていったほうがよさそうだ。

飯山で北陸新幹線の高架の下をくぐり、中野市内でR292に入った。

正面に笠ヶ岳のまるっこい山容が見えた。天候は大丈夫だろうと踏み、予定どおり渋峠を越えてゆくことにした。

志賀高原の琵琶池付近。紅葉はやや枯れぎみ。すでにピークをすぎてしまっていたらしかった。

熊ノ湯から横手山の山腹を登ってゆく。いつもなら多くのバイクとすれちがうのに、きょうはほとんど来ない。なぜだ?

気温3度。寒い。グリップヒーターにしがみつく。

渋峠に到着した。路肩にうっすら雪が積もっている。どうりでほとんどバイクの姿を見かけないわけだ。

電光掲示板が「路面凍結の怖れあり」と警告する。視界10mもきかないガスのなかを、そろそろとくだってゆく。

ふだんは混雑する国道最高地点の碑のある場所も、すっかりガスのなか。さすがに、だれもいなかった。

白根山をすぎ、殺生河原をすぎても、まだガスは晴れない。前をゆく観光バスが道をふさぎ、終始スローペース。けっきょく視界が晴れたのは、草津の手前まで降りてきてからであった。

道の駅草津で、ホット・ミルクティーで一息つく。電光掲示板によれば、気温9度だ。

さらに南下し、長野原からR145に入った。旧道を走る。学校帰りの小学生たちが、歩道を跳びはねながら歩いていた。

頭上を高速道路のようなバイパスがとおっている。八ッ場ダム建設の関係もあって建設されたものなのだろう。おかげで旧道は交通量がほとんどなく静かだ。道としても、バイパスよりはこちらのほうが走りがいがある。Wもそうおもっていたにちがいない。

がらんとした川原湯温泉前を通過。谷底ゆえに、薄暗くなるのも早い。

松谷発電所をすぎたところでバイパスと合流した。

日が暮れた。群馬原町からは群馬県道35を渋川めざして快走。渋川伊香保ICから関越自動車道にのった。

駒寄PAで確認すると、練馬から先、外環の戸田西あたりまで渋滞しているらしい。高崎から北関東自動車道経由で東北自動車道をまわってゆくことにした。15kmほど遠回りになるが、関越出口から外環までの渋滞を回避できれば、結果的には早いかもしれない。

スクリーンのないWでの高速道路走行はただでさえ風圧とのたたかいである。おまけに夜になって気温がさらに下がり、寒くてたまらなかった。

だが遠回りしたおかげで渋滞には遭うことなく、ぶじに帰ることができた。旅の総走行距離は874kmだった。

おわり。

W800で柏崎へ 1/2 ──六十里越峠を越えて新潟へ

柏崎刈羽へはW800で出かけていった。そういや前もWだった。

往路は、まず外環から東北自動車道を北上した。

上河内SAで給油したのち、西那須野塩原ICまで走り、R400で塩原を抜けてゆく。ここまで、風が強く寒かったものの、晴れてはいた。

会津に入ってR121を北上しはじめると、ずいぶん雲が多くなってきた。

会津田島で左折してR289に入った。駒止峠のトンネルの手前で、工事のため長い信号待ち。

標高900m以上あり、凍えるほどだ。この間、とうとう雨粒が落ちてきたが、さいわいトンネルを抜けると雨はやんでいた。

南郷の道の駅きらら289に入って昼食。鶏肉のつけそばというのをたべた。

iPhoneで日本気象協会のサイトでレーダーを確認すると、これから向かう福島・新潟県境の六十里越のあたりにのみ、しっかり雨雲がかかっている。あちゃー。

只見の町の手前でまた雨が降りだしたが、すぐにやんだ。只見ダムまで来ると、前方の六十里越の方角の空に黒雲が沸いていた。

只見ダムの入口脇にWを停めて、雨具を着込む。グローブも雨用に交換。といっても専用品ではなく、軍手の上に耐油グローブである。これ、安価ながらたいへん有効なのだ。

走りはじめると、すぐにまた降りはじめた。こんどは本降りだった。

R252で六十里越峠を越えてゆく。スノーシェードが連続する。雨水なのか沢水なのか、滝のように落水している箇所がいくつもある。数カ所で工事中。ごくろうさまです。

雨は降っているが、おもったほど烈しくはない。路面はたっぷり濡れて水たまりができている。雨雲の本体が通過していった直後、といったようすだった。

念のため速度を抑えめに走った。雨具着用時はカメラがとりだしにくいため、この間の写真はありません。

魚沼まで来ると、雨は完全にあがった。しかしその後もずっと路面は濡れていた。

魚沼から右折しR290を北上した。山沿いの集落を結ぶ気持ちのよい道だった。W向きだ。

道の駅とちおで休憩。名物だという油揚げ焼き350円をいただく。新潟の辛味調味料かんずりが添えてあった。写真でお皿に添えられているオレンジ色のがそれ。

加茂から新潟県道9→R403で新潟まで走った。

この日は新潟泊。

つづく。

柏崎刈羽原発・構内ガイドツアー

柏崎刈羽原発のPR館であるサービスホールへ行ってきた。ほぼ一年ぶりの再訪だ(昨年の記事はこちらこちら)。

受付で一枚のチラシをもらった。「発電所構内ガイドツアー」の案内だ。昨年はこんなことはやっていなかった気がする。訊ねてみると、係員と見学用車輌の手配がつけば可能だという。お願いしてみたらOKが出た。

書類に必要事項を記入する。免許証を提示し、しばらく待つ。この間に身元照会がなされるのだとおもう。

見学はワゴン車でまわる。運転をしてくれる女性と説明をしてくれる案内嬢のふたりがつく。説明はひじょうに具体的かつ詳細なものであり、この案内嬢さんが相当のトレーニングを積んでいることは明らかだった。

正面ゲートでチェックを受けたのち、構内に入る。撮影は一切禁止とのことなので、残念ながら構内の写真はありません。

見学コースは明確に設定されており、それにしたがって構内を見てまわる。ワゴン車から出ることはできない。車内からながめつつ、解説を聞くというスタイルだ。

見学ポイントは、およそつぎのようであった。

  1. 電源車やガスタービン発電車などが配備されている駐車場。
  2. 免震重要棟。
  3. 1-4号機前の防潮堤。
  4. 1-4号機の原子炉建屋周辺の防潮設備。
  5. 事務棟。
  6. 展望台。
  7. 淡水貯水池。
  8. がれき撤去作業訓練場。
  9. 5-7号機前の防潮堤。
  10. 5-7号機の原子炉建屋周辺の防潮設備。
  11. 消防車の分散待機場所。
  12. 協力企業のプレハブ事務所群。

このリストを見ればおわかりのように、緊急時の電源や冷却水の供給体制や、防潮堤・防潮設備の増設といったところを中心に見てまわるようにコース設定されている。それはつまり、これらの諸施設こそが、東電があえて一般の人間を原発構内に入れてまで見せたいところである、ということを意味している。

周知のとおり、東電は9月末に柏崎刈羽原発の再稼働審査を申請した。この見学ツアーは、そのための広報活動の一環として、東電が同原発の安全対策をいかに十分に実施してきたかを実際に一般のひとびとに見せるものと位置づけられているのだろうとおもわれた。

ただ、これらの対策を強調することで一般のひとびとの理解を得ようという東電の姿勢にたいし、事業者サイドの発想という印象がぬぐえなかったのも事実である。こうした対策を見たからといって、一般のひとびとの多くが原発にたいしていだく不安を払拭し、原発の安全性を信じるようになるかどうかは、また別ではないだろうか。

というのは、東電のこれらの対策は、あくまで東日本大震災と同規模の災害に対応するための、いわば対処的な「バージョンアップ」の範疇を出るものではないようにおもわれるからだ。

しかし、将来的に柏崎刈羽原発をおそうかもしれない災害のすべてがその「想定の範囲内」におさまってくれるという保証はどこにもない。「想定外」の事態はつねにおこりうる。いったん「想定外」がおきたときに原発がどうなってしまうかは、フクシマの困難な状況がいまも示しつづけているとおりである。いっぽう事業者側の主張としては、エコノミーを考えれば、あらゆる災害に対応するなど非現実的だということになるだろう。それが、一般のひとが原発にいだく不安とどうにもすれちがってしまう要因のひとつとなっているのかもしれない。

なお、ぼくが原発構内に入ったのは、今回が初めてだった。一般の人間にとって、そのような機会は現在ではなかなか得られにくいようだ。その点で今回の見学は個人的には興味深い経験だった。

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