アトラクションの日常

映画を観る

映画『カールじいさんの空飛ぶ家』

煎じ詰めれば、冒頭の約10分間がすべて、という作品である。 この短い時間で、主人公カールじいさんの75歳にいたる人生を一気に回顧する。むろん漠然とではなく、本作品の主題に即して。この間の台詞はきわめて限定的であり、原則としてアニメーシ...
メディア論の視座

レヴィ=ストロース死去

今年の物故者はどういうわけか、ぼく自身にとって重要な人物が多い。報道によれば、クロード・レヴィ=ストロースが亡くなった。今月末には101歳の誕生日を迎えるはずだった。 門外漢ながら人類学には若いころから興味があったので、ある時...
メディア論の視座

追悼、庄野潤三

作家の庄野潤三が9月に亡くなった。ささやかな追悼のつもりで、今月発売された『けい子ちゃんのゆかた』新潮文庫版の書評を書いた。 ここにあげるつもりで書きはじめたのだが、せっかくなので紀伊國屋の書評空間のほうにアップした。そちらにあげるほ...
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10+1

建築系のウェブマガジン「10+1 web site」に寄稿しました。「ニュータウン世代の新言語」という特集の一篇。「郊外」だけからできている都市ということで、ぼくが生まれ育った名古屋という街の話です。
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書評もうひとつ(日経)

日本経済新聞の9月6日(日)読書面にて『アトラクションの日常』の書評が掲載されました。ありがとうございました。ウェブでは公開されないのかしら。
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アトラクション書評(読売)

読売新聞8月30日(日)の読書面「本よみうり堂」に、田中純先生が拙著『アトラクションの日常』の書評を書いてくださった。びっくりするくらい素晴らしい書評である。まず名鉄7000系パノラマカーのミュージックホーンの話から説き起こされているのだ。...
映画を観る

映画『南極料理人』

舞台は南極、それも昭和基地から1000kmも遠く離れたドームふじ基地。ペンギンはおろかウィルスさえいない。ここに住むのは、観測のため越冬している隊員たちだけだ。しかしこの作品が描くのは、かれらの本務である科学的な観測活動ではなく、タロジロ救...
ゼミ・授業

夏休みは休みではない

前期の授業が終わった。といっても、なんだかんだと業務が残っており、完全に解放されるのはお盆直前である。まだまだ先は長い。 先日、小学校の青パトのボランティアをしていたら、同乗者の方がこんなことをいう。「大学の先生は夏休みが長くていいで...
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新著『アトラクションの日常』刊行!

新しい著書が刊行される。『アトラクションの日常──踊る機械と身体』(河出書房新社)である。 わたしたちの日常生活の各所には、いまや無数の〈アトラクション〉が繁茂している。〈アトラクション〉とは、機械と身体がふるまいを媒介にして...
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近日到来アトラクション

『アトラクションの日常──踊る機械と身体』。 かねてより準備してきたぼくの新著である。すべての編集作業が完了し、まもなく河出書房新社から刊行される運びとなった。 こちらから版元の新刊案内のページに飛ぶことができます。 わた...
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