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ヒトラー——最期の12日

映画『帰ってきたヒトラー』——大衆迎合主義の「正しい」実践法 1/2

英国は国民投票の結果がEU離脱と出て、日本は参院選の真最中。このタイミングで観にゆくにはうってつけ、かもしれない作品である。

公式サイトはこちら。http://gaga.ne.jp/hitlerisback/

     *

ドイツ第三帝国崩壊の迫る1945年4月のベルリンで自殺したはずのヒトラーが2014年に転生(タイムスリップ?)する。誤解が誤解をよび、キワモノ泡沫モノマネ芸人としてテレビに登場する。が、ほどなく人びとを魅了してゆく。

ワンアイディアものなのか、あるいはお説教的なのかもと事前には危惧しないでもなかったが(原作は未読です)、いろんな意味でよく練られた良作だった。メッセージは明快で、風刺も効いていながら、しっかり笑わせもする。

ヒトラーが画家志望だったという有名な史実をうまく活かしたギャグなどもあり、とくに中盤までは笑わせる場面が連続する。これも大切なことだ。なにしろ1930年代にも「みんな最初は笑っていた」のだから。

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