ふりかえると

数日前に帰宅した。予定を一日早めた。途中で気が変わったのだ。

函館のあとのルートは、札幌→泊→島牧→函館→青森→女川→相馬→福島で、福島松川PAのスマートインターから東北道に乗り、磐越道・常磐道経由で帰ってきた。

詳しくは後日。余話的に3つ。

(1)
札幌にて。朝からテレビ塔をバックに北電本店の写真を撮っていたら、「長谷川センセー!」と声をかけられた。こんなところにそんな呼び方をするような知り合いがいたっけ? ふりかえると、芸術学科メディア系列の卒業生Nさんだった。某有名劇団の広報として二か月前から駐在しているのだという。(Nさんへ。この記事をお読みになったらご連絡ください。写真をお送りします。)

 ▲北電本店にある原子力ふれあいコーナー。びっくりするくらい小さかった

(2)
泊原発とそのPR施設とまりん館を見たあとのことだ。近くに海水浴場がある。いくら暑いとはいえこの時期泳いでいるひとはいないが、自然のままの浜があり、背後に羊蹄山、ニセコアンヌプリ、岩内岳から雷電の山々までがならぶすばらしい景観が見られる。写真を撮っているうちに、突如NEX-5Nのシャッターが切れなくなった。あれこれいじってみるが、さっぱり駄目。困っていると、うしろから「もしもし」と声をかけられた。親切なひとが声をかけてくれたのか。ふりかえると、防弾チョッキに身を固めたおまわりさん2名が近寄ってくるところだった。

 ▲左手に小さく見えるドーム状の屋根をもつ建物がとまりん館

(3)
女川には、東北電力女川原子力発電所に付帯したPR施設があるが、それとは別に、宮城県が設置している原子力センターという施設がある。展示設備もあるという。行ってみた。津波によって全壊していた。隣接している原子力防災センターも同様に全壊であった。職員のひとたちは無事だったのだろうか。いずれも取り壊し工事の最中であった。かつて市街地であったであろうそのあたりには、いまはほかに建造物は見あたらない。瓦礫の山がいくつもできていた。

北海道も東北も、やたらに暑かった。

千葉東京もやはり暑い。昨日は9月卒業式に参列しなければならなかった。会場は白金キャンパスのチャペルだ。歴史的建造物ですばらしいのだが、冷房はないらしい。みんな汗を流しながら、それでも正装をして式をまっとうした。

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