「ポスト・ヒューマンの時代における人文学・人文書」を『大学出版』に寄稿

『大学出版』という雑誌に「ポスト・ヒューマンの時代における人文学・人文書」というエッセイを寄稿しました。

書物について書いたのは、いつ以来だろう? じつにひさしぶりです。この間、その手の話題について、ぼくは沈黙を守ってきました。とはいえ興味を失ったわけではなりません。表だって発言するのを控えるようにしただけで、考えつづけてきました。

そうこうするうち、書物の電子化やら人文書やら出版について、もうあまり聞かれなくなりました。それが残念なことかどうかはよくわかりません。でも、たとえば原発という主題なんかも同様の状況ですし、よくあることだとおもっています。

話題のトピックにつぎつぎ乗っかってゆくようなことはしない主義なので、まわりの環境はあまり関係ありません。誰に何をいわれようとも(あるいは誰も何もいわなくても)、じぶんが考えるべき主題について考え、書くべき本を書く。これに尽きます。とりあえず、書物論にかんしてはあと一冊、いずれ本を書くつもりでいます。

ところで『大学出版』って何? とおっしゃる方が世の大半かとおもいます。大学出版部協会が発行している地味な雑誌のことです。

大学出版部協会

ふつうの書店にはなかなか置いていないとおもわれます。もし図書館などで見つかりましたら、ご笑覧ください。

追記:4月1日より上記の大学出版部協会サイトからPDFでダウンロードできるとのことです。(190401)

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