Home > Tags > 市民メディアサミット
市民メディアサミット
市民メディアサミット@札幌
- Sep 11, 2007 23:17
- メディア論的に考える | 旅する | 書物と出版
初めての参加だった。とくに知り合いもいないまま、いわば飛び込みで参加したのだが、なかなか愉しく、勉強になった。運営にあたった事務局や関係者の方々に感謝したい。
もちろん、すべてオッケーというわけではない。課題も感じられた。全体に、マスメディアに対抗するオルタナティヴという構図で語られる傾向にある。しかし、それって、けっきょくマスメディア中心の20世紀型のメディア編制を前提していることに等しい。むしろ必要なのは、規模の大小をもって中心─周縁の構図に置き換えるのではなく、いずれのメディアも等価に位置づけられるような理論的構図だろう。ただしそれは、実践家のひとたちだけに押しつけられることではなく、研究者もまじえた共同作業でなければなるまい。
いくつもある分科会のうち、3つを聞いた。いずれの参加者も、どういうわけだか大会全体のそれに比して少なかったが、参加者の多寡と内容の良し悪しは必ずしも相関しない。
「デジタル時代こそ、活字メディア=紙媒体が必要だ!」と題されたセッションでは、情報誌を発行する札幌、函館、釧路、仙台のNPOの取り組みが発表された。市民メディアといえば映像系が多いので、紙媒体をとりあげること自体が、なかなかユニークだった。個別の事例も興味深かったが、あいにくその後の討論は展開しきれない印象が残った。「ネットか紙か?」という図式の議論にはまり込んでいってしまったからだ。この手の議論はすでに90年代にさんざんやって、まるっきり不毛であるという教訓を得ている。むしろ重要なのは、媒体(メディア)の移り変わりというより、媒介作用(メディエーション)のあり方だ。ネットか紙かという二項対立図式ではなく、出版(パブリッシュ)するとはどういうことか、わたしたちが通常考える出版をどこまで拡げて考えられるかという挑戦である。
そのようなメディア論的関心から見て印象的だったのは、釧路の事例(「じゅう箱のスミ」)である。とくに、その配付方法だ。もともと新聞に折り込んで3万7000部を発行していたものが、諸事情によりそれが適わなくなった。その代わり、広告主や読者がみずから名乗りでて、いまでは2万部をそうした人海戦術で手配りしているという。これを、非産業的な出版物であるがゆえに物流システムに載せられないことに起因する代替と捉えてはいけない。物質が、具体的な人間の手によって届けられるということに意味が発生することに注目すべきである。そこには不可避に儀式性が立ちあらわれてくるだろう。それが、メディア・コミュニティを形成するのである。
それにしても、こういう場に来て大物ぶるおっさんは、それがいくらありふれた生き物だとはいえ、どうにかならんものか。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
札幌まで陸走
これから札幌まで、ランクルで走ってゆく。
北海道で市民メディア全国集会が開かれる。今度が三回目だというこの大会に(5回目だそうです。お詫びして訂正します。070908)、今回初めて参加してみようと考えていた。
ところが、台風9号だ。ドンピシャのコースとタイミングでやってきた。予約していたフェリーは欠航になってしまった。
こうなったら、もう陸走しかない。若いころは週末北海道クルマ往復旅などという莫迦なこともしたが、この歳になって、1200kmを一昼夜で単独行するはめに陥るとはおもわなかった。
今日が大会初日、各地でワークショップがおこなわれている。二日目は、明日8日午後に札幌で開かれる。そこには、まにあうだろうか。とにかく道中無事でさえあれば、あとは津軽海峡をわたるフェリーの運航状況しだいである。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
Home > Tags > 市民メディアサミット
- Subscribe SwingBooks
- Recent Posts
- Categories
-
- お知らせ・紹介 (110)
- 今日の風景 (118)
- メディア論的に考える (184)
- 考えたこと (53)
- アトラクションの日常 (27)
- ミュージカルという問題 (29)
- 書物と出版 (34)
- 執筆以外の活動など (82)
- デジタルストーリーテリング (16)
- 旅する (92)
- 映画を観る (83)
- ガジェット・買物 (32)
- 日々のエッセイ (266)
- ブログ管理 (29)
- Pages
- Tag Cloud
- Monthly Archives
- Search This Site
- Lab & Seminar
hajime-semi Blog- 口頭試問終了! Jan 30, 2012新年の挨拶をしていた先日から、気づけばすでに1月も終わる目前となりました。第36回の週報は<ジェット>がお送りします。 以前の週報でもお知らせしていましたが、ついに私たち長谷川ゼミは1月24日(火)に卒業論文の口頭試問を迎えました。 それにあたり、前日と当... […]ジェット
- 口頭試問終了! Jan 30, 2012
- Translator
- Blog Parts
- Meta






















































