保育園にお迎えに行った帰り道のことだ。三男が、きょう月組さん(いわゆる年中さんにあたる)と星組さん(同じく年少さんにあたる)が、おわかれパーティをしてくれた、と話しだした。
三男たち光組さん(同じく年長さんにあたる)の卒園式が近づき、このところ、おわかれ遠足やらおたのしみ給食やら、連日たのしい行事が目白押しだった。おわかれパーティもそのひとつらしい。月組さんは、みんなでおうたをうたってくれた。さいごに泣いちゃった。ひとりが泣きだすと、みんな泣いた。それで光組さんも泣いちゃった。
手製のしおりを見せてくれた。二つ折りになっていて、「そつえん、おめでとう」という題が書いてある。ひらくと、おどろいた。同名の曲の歌詞カードが糊付けされている。よく見ると「さくし・さっきょく、つきぐみのみんな」とある。自作曲なのだ。先生がおこしてくださったのだろう、楽譜までついている。
じぶんの気持ちを音楽にしてみる。うたってみる。教育云々という以前に、もっと原初的なレベルで大切な営みだろう。詞も曲も、とてもいい。
「そつえん おめでとう」
さくし・さっきょく:つきぐみのみんな
そつえん おめでとう
あそんでくれて ありがとう
きょうかいにも いっしょにいって
たのしかったよ
がっこうにいったら
おべんきょう がんばってね
なかよくしてね いじめないでね
ものを こわさないでね
しょうがっこうで まっててね
らいねん いくからね