エッセイ地震から夏至まで(1)──揺れる そのとき、ぼくは校庭の端のコンクリート壁に腰かけていた。グラウンドでは運動会の開会式が始まっており、ちらばった生徒たちの体操をするようすをぼんやりながめていた。 突然、じぶんの身体が揺さぶられているような感覚に気がついた。長い周期で、... 2008.06.27エッセイ