2009-01

エッセイ

格差と分断

「格差」という嫌な言葉をめぐる昨今の言説で、もっともマズイとおもうのは、非正規雇用と正規雇用という二項対立の図式をみずからつくって、前者が後者を、あるいは後者が前者を叩くことだ。 最初のケースは「被害者」意識によって、あとのケースは現...
映画を観る

映画『ザ・ムーン』

アポロ計画をふりかえるドキュメンタリー。同時に、本作品の提供者であるロン・ハワードが監督した『アポロ13』(1995)が、史実にもとづいた劇映画としていかによくできていたかをも教えてれる。 1961年のケネディの演説から始まり...
著作・寄稿のお知らせ

ユリイカ

ひさしぶり。特集のなかの一篇なのだけれど、自由に書かせていただきました。
エッセイ

まぜるな危険

またも喘息の発作に襲われた。 夜、布団に入ったら急に咳が出はじめた。ひとつ咳をするたびにひどくなる。すぐに気管支が腫れて、空気が入って来なくなった。苦しくて、とても横になどなっていられない。ゴリラのような恰好で両手を床につき、深呼吸を...
その他のお知らせ

『超克の思想』

岩本真一さん(京都精華大学)からご著書『超克の思想』(水声社、2008年)をご恵贈いただきました。立派な御本です。ありがとうございました。 例の「近代の超克」を軸に、「近代」をめぐる思想的葛藤を近代日本思想史のなかでとらえなお...
生活の風景

《てんてん》の災難

階下がなにやら騒がしい。訊けば、猫の《てんてん》が走りまわっているという。 ものすごい勢いで部屋から部屋へと駆け抜けいき、たちまち戻ってくる。壁に頭をぶつけてもかまわない。ときどき彼女はそんなふうに暴れん坊と化して、うちのなか...
生活の風景

自前どんど焼き

うちの暖房は薪ストーヴ頼みだ。11月末から4月あたままで焚いている。これ1台で、うちじゅうが暖まる。ほんとは1階の土間あたりに設置すれば全体に暖気がまわるのだろうが、わが家は生活の中心が2階にあるので、ここに置いている。 この...
メディア論の視座

繁茂する反映論

年末から年始にかけて、ほとんど表に出ることもなく、引きこもっていた。外界との接触は、新聞とネットくらい。だから珍しくよく新聞を読んだ。 そこには、いまの社会を読み解く的な季節ものの記事が溢れていた。その中身たるや、反映論のオンパレード...
自然の風景

富士と新年

あけましておめでとうございます。 富士山といえば松竹映画のロゴが連想されるわけだが、それが正月のイメージにつながるのは、やっぱり寅さんシリーズの影響だろうか。いかにも類型的なこの写真は、年末に寒風に吹きさらされながら、東名の富...
タイトルとURLをコピーしました