大雨のあとの江戸川

大雨だった。土砂災害などもあったようである。このあたりでも72時間雨量が200mmあったのだそうだ。6月の観測史上最大値を大幅に更新したらしい。

雨がやんだのを見計らって、オリンパスのTGをぶらさげて《あ》と江戸川土手を歩いてきた。

旧坂川河口付近は、増水して畑のほうまで溢れていた。

新坂川が江戸川に接続する柳原水門である。ゲートが降ろされ水門が閉鎖されていた。増水した江戸川から坂川に逆流するのを防ぐための措置であろう。坂川の由来は「逆川」なのだという。なおこの風景は、ふだんは見られない。青色のゲートが吊り上げられ、巨大な衝立のようになっているためである。

矢切の堤下の道路は冠水していた。

トウモロコシだろうか、畑の作物はみな倒れていた。

江戸川の増水ぶりはこのとおり。奧に見えるとんがり屋根の建物は、『男はつらいよ』シリーズでおなじみの、金町浄水場の取水口である。

河川敷はほぼ水没。ここがふだんゴルフ場であることさえ、よくわからないような状態であった。