今年も『週刊読書人』(2015年7月24日号)の上半期アンケートに寄稿させていただきました。今回ご紹介したのは、つぎの3冊です。
- トッド・マクレラン『分解してみました』金成希訳(パイ・インターナショナル)
- 森敏・加賀谷雅道『放射線像』(晧星社)
- 五十嵐泰正・開沼博責任編集『常磐線中心主義』(河出書房新社)
上の2点は写真集、最後のものは論集です。これらを貫くぼくなりのテーマは「可視化」。可視化は、それ自体が発見であり、批評や提案であり、政治でもある。
毎回のことながら、こういうタイプの本を紹介するひとが、ひとりくらいいてもいいだろうと、勝手におもっています。