その他のお知らせ山形の空間芸術研究所 建築家の矢野英裕さんは、安藤忠雄先生の東大での講義をまとめたご著書『建築を語る』の編集をしたときの安藤事務所側の担当者だった。一緒に苦楽を共にしたというと大げさかもしれないが、あの本ができるにあたって矢野さんが大車輪で活躍されたことはまちが... 2016.03.30その他のお知らせ
エッセイ木村秀雄先生最終講義 木村秀雄先生の最終講義を聴講してきた。会場の大教室には大勢の参加者が詰めかけていた。現役の院生たちだろうか、若いひとの姿もけっこう目に付いた。 木村先生は、アマゾンやアンデスの先住民族を対象に長年フィールドワークをされてきた文... 2016.03.28エッセイ
その他の乗りもの夜間飛行 高度1万1000メートル。窓の外は一面の星空だった。 クアラルンプールを離陸して二時間後、機はベトナムの東側、南シナ海の上空の飛行していた。 晴れて月も出ていない夜だった。夜空いっぱいに大小の光の粒子がひろがっていた。天の川も見... 2016.03.25その他の乗りもの2016クアラルンプール
メディア論の視座自由について ブリュッセルの事件で被害に遭われた方がたに、ささやかながらお見舞い申しあげる。 そして同時に、世界のあちこちで、みずからの意思や希望に反し、政治や暴力などの力によって自由を奪われている大勢のひとびとにも。 このなかには、戦場の街... 2016.03.23メディア論の視座
ゼミ・授業卒業式とマッサージクッション 今年の卒業式はたまたまぼくの誕生日でもあった。卒業式の開催時期は毎年固定されているので、結果的に二年に一度くらいの割合で誕生日と重なるのだ。 当然、学生たちの卒業祝いのほうが優先される。いまさら誕生日を祝うような歳でもないので、それで... 2016.03.21ゼミ・授業
メディア論の視座素人仕事 素人仕事というのが好きではない。ここで問題にするのは「素人」ではなく「素人仕事」だ。両者は別べつの概念であり、安易に混同してはならない。 ぼくのばあい、素人仕事に遭遇しがちな代表的な場面といえば、大学とか自治体とかナントカ協会といった... 2016.03.16メディア論の視座
ガジェットMy Transportでシンガポール路線バスの旅 シンガポールでプリペイドSIMカードを手に入れた話を前々回に書いた。でもそれは、よくあるような出先からSNSに投稿したりするためではない。そういうことは、ぼくはしない主義だ。そうではなく、路線バスをつかうためである。 シンガポ... 2016.03.14ガジェット旅の道具2016シンガポール
メディア論の視座5年目の3.11 5年目の3.11。5年前と同じく金曜日だ。 この間に確かになったこととは何だろう。 地震と津波の襲来。原発事故、それにつづく諸々。多くのひとが被災した。多くのひとがさまざまなことについてさまざまに語った。 元に戻ったものも... 2016.03.11メディア論の視座わからない風景
AppleシンガポールでプリペイドSIMカードを買う 先月もシンガポールへいってきた。今年になって二度目だ。 手元にあった現地のプリペイドSIMカードを持参した。ぼくのiPad miniは香港版なのでSIMフリーなのだ。SIMカードを調達したのは前回1月の渡航時である。いまどきめずらしく... 2016.03.09Apple旅の道具2016シンガポール
メディア論の視座うちの会社、うちのゼミ——語・対象・距離 現在のことはとんと知らないのだが、ぼくが最初につとめた出版社の編集部のひとたちは、じぶんの会社のことを「うち」と言わなかった。いつも固有名(会社名)をつかっていた。社外にたいしてだけでなく、社内の人間どうしで話をするときも。 いちど理... 2016.03.07メディア論の視座