暮れたあとの空

日本のクリスマスは消費イベントという側面が強いが、もともとは冬至のお祭りという性格をもっているんだよ、という話を先日学生にしたら、妙に感心していた。

その冬至の少し前のことだ。夕べに江戸川沿いを歩いていたら、こんな夕景に出会った。

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年に一度目にできるかどうかという夕景だった。

空は暮れてからがいちばんうつくしい。青いところと赤いところのあいだに緑色の帯が見えるから。こんな空なら、あと何度だって見てみたい。

2016年は例年にもましてあわただしく過ぎ去っていった。いろいろあったけど、ぼくなりによくがんばった一年だったとじぶんに言ってやりたいとおもっている。

冬至も過ぎ、その一年もまもなく暮れゆく。

冬至のお祭りとは再生の祭りである。だから今年が暮れたあとには、太陽のまわりをまわる地球の新しい旅が始まるのだ。

みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。

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