エッセイ

エッセイ

牛すじを煮る年の瀬

家族が名古屋に帰っている。だから市川にはぼくひとりだ。正確にいえば、猫のてんてんとふたりである。溜まりに溜まった仕事を片づけねばならないので、残念だが遊んでいるわけにはいかない。といいながら、おもうように仕事がすすんでくれないのは、いつもの...
エッセイ

がんばれ! オシム監督

オシム監督が自宅で倒れて早半月。無事の恢復を祈るばかりだ。代表監督のほうは、どうやら岡田氏に交代らしい。サッカーについては、ぼくはピッチでなにが起きているのか把握も分析もまったくできないただの素人に過ぎないが、やっぱりオシム監督の鍛...
ゼミ・授業

学長選挙

本務校の学長選挙がおこなわれた。この手の行事に参加するのは初めての経験だ。編集者時代にいくつかの出版社に勤めたが、出版社といえども会社だから、ふつう選挙で社長を決めたりはしない(決めてもいいのに)。良し悪しはともかく、大学ならではのしくみで...
エッセイ

鉛筆削り

鉛筆削りが壊れた。手まわし式のプラスティック製、ごくごくありふれた鉛筆削りだ。そのハンドルが、真ん中からポッキリ折れたのだ。 直接の原因は、テーブルから棚に飛びうつろうとした愚猫てんてんが、この鉛筆削りのハンドルを足場にしようと試みた...
エッセイ

ハロウィーン

昨年のハロウィーンは大学で仮装行列したが、今年はY先生の授業と曜日がズレてしまったので、ぼくは参加できなかった。その代わり、というわけではないが、うちでハロウィーン・カボチャを飾った。 カボチャは、9月に北海道へ行ったときに、...
その他の散歩旅

秋晴れと赤福

名古屋にいる母が入院したのは、9月3日のことだ。くも膜下出血だった。さいわい手術は成功した。リハビリもまずまず順調なようだ。いまでは、身体的な動きにかんしてなら、端目にはほとんど健常に見えるほどにまで恢復した。 この週末は子ど...
エッセイ

中秋の名月@市川

今宵は中秋の名月である。きれいに晴れた夜空に、お月さまが姿をあらわした。子どもたちはお月見団子を用意して、デッキでお月見だ。虫の声が彩りを添える。暑かった夏も、そろそろ終わりかな。
エッセイ

てんてん

母が入院したので、ぼくだけ実家に行った。さいわい持ち直したので、3日して帰ってきた。すると、子ねこがだいぶ馴れていた。 子ねこ到来の3日目までは、昼間は冷蔵庫の裏に隠れて出てこなかった。日がな一日、そこで過ごしていた。その日の...
エッセイ

子ねこ到来

子ねこがやって来た。名前はまだない。 子どもたちは以前から口々に、犬か猫を飼いたいと訴えていた。猫を飼う友人松井貴子さんに相談した。すると数日後、松井さんから連絡が入った。たまたま知人のところで子ねこが生まれ、里親募集中だとい...
エッセイ

集中力を高める方法?

この夏、帰省や所用で出かけたほかは、おとなしく家にいる。いつまでもバカ暑いせいもあるが、それだけではない。久しぶりに少し長めの論文を書くためである。 朝、家族がそれぞれの行くべき先に出かけるのを見送ったあと、仕事にとりかかる。一日冷房...
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