自粛生活

メディア論の視座

SNS化したワイドショーとしての「自粛警察」

「自粛警察」という言葉をよく見かける。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)にかかわる自粛ムードのなかで、他人に「自粛」を強要し、逸脱していると判断した相手を執拗に叩くひとびとのことをいうらしい。当人が信じる「正義」にもとづくかぎり...
自然の風景

自粛生活その4——無人花摘み園

畑一面に花が咲いていた。「花摘み園」と立て札がある。誰もいない。無人直売所ならぬ、無人花摘み園だった。 花は二種。紫色の花はアンジェリアという品種だそうだ。なんとなく食虫植物を想起させる。 アンジェリア もうひと...
料理

自粛生活その3——行者ニンニクの醤油漬け再び

買出しで行者ニンニクを見つけて醤油漬けにした話を、前に書いた。 先日の買出しのさい、こんどは見切り品の棚に行者ニンニクを発見した。北海道産、2パックで、なんと100円。こっちのひとは行者ニンニクをあまりたべないのかしら。もっ...
本を読む

自粛生活の読書——内田百閒『東京焼盡』

自粛生活の読書にふさわしい本のひとつといえば、内田百閒『東京焼盡』である。書棚から中公文庫版をひっぱり出してきて、ぽつぽつ拾い読みしている。 昭和19年11月1日から昭和20年8月21日までの日記。米軍による空襲が日増しに烈しくなり...
エッセイ

この困難の最中にも……

ビデオ会議システムごしに学生たちに、外出自粛期間中どう過ごしていたのか訊いてみた。外出できないのが苦痛という学生は1-2割ほど。あとの学生たちは口々に言う。「YouTubeみてました」「アマゾンプライムみてました」「Netflix三昧です...
タイトルとURLをコピーしました