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薪づくり

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薪ストーヴのユーザーによる薪づくりの集まりがあった。主催は、わが家に薪ストーヴをつけてくれた,アンデルセンリビングというストーヴ屋さん。場所は、松戸のはずれの梨園である。事情で梨園を廃業したいのだそうで、50本以上ある梨の木をぜんぶ処分してほしいのだという。

前日まで38度の熱があったせいか、なんだかクラクラする。それでも晴天の下でせっせと働く。梨園には、なぜか蚊が一匹もいない。チェンソーでガシガシと木を玉切りにし、それを薪割り機で割る。写真奥に写っているのがその機械で、チェンソーと同じくガソリン駆動。9tの圧力で薪を刃に押しつける。ひとかかえもあるほど太い木でもグワシと割れる。

斧も用意されていた。ぼくもつかわせてもらう。やり方はベテランのひとが教えてくださる。斧を真下に向けて落とすのがコツで、そのために腰を落とさなければならない。さもないと、空振りしたとき刃がじぶんの身体のほうへ飛んでくる。

試しにやってみる。なかなか薪に命中しない。しても、はじき返されてしまう。加速が足りないのだ。怖ごわ振っているので、腕で斧を振り下ろす速度を殺してしまっているのが原因である。思い切ってやってみる。すると、カーンと乾いた音がして、薪が真っ二つに割れた。気持ちいいでしょ? と指南役のベテラン・ユーザーが笑う。調子に乗ってつぎの薪に挑んでみた。刃は薪の縁をかすめて、ぼくの右足のすぐ脇の地面に突き刺さった。ベテランさんの笑顔が凍りつく。

こしらえた薪を、セカンドシートを倒したランクルの荷室いっぱいに積み込み、帰宅。こんどは一家総出で、薪小屋に搬入した。ほかにも工務店さんからももらった薪があり、この季節にしては画期的というべき備蓄量だ。寓話にでてくるアリさんの気持ちが、少しだけわかるような気がした。


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