ヨーロッパ周遊のお供、MightySIM

今回はヨーロッパで11カ国、復路の乗り継ぎドーハでもカタールに入国したから、つごう12カ国を転々とした。ふつうならその国のプリペイドSIMを買うのが安いのだろうけど、こんなふうにつぎつぎと国境を越えてゆくような旅には合わない。

そこで今回は、ヨーロッパ周遊向きのプリペイドSIMを日本で調達していった。何種類か出ているみたいだったが、いちばん安くて面倒のなさそうなMightySIMというのにしてみた。

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初期コストはアマゾンでもほぼ最安だったとおもう。ぼくはアフィリエイトをやらない主義なのでリンクは張らないが、気になるひとは検索すればすぐたどり着けるはず。サイズは3形式に対応。iPad miniでつかうためにnanoサイズに切りだした。切り取り線がついているので、金属部分を傷つけないようにさえ気をつけてやれば、そんなに問題ない。

料金はゾーン制だ。ヨーロッパはゾーン1で、33カ国対応だから、たいだいどこでもつかえる。通信単価も三つあるゾーンのなかではもっとも安い。とはいえふつうの単一国内用のプリペイドSIMにくらべればかなり高めではある。具体的な通信コストは公式サイトを見てほしい。

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ぼくは出発前に日本でゾーン2で最小単位の200MBチャージして、まず動作確認をした。日本だとソフトバンクの電波をつかむことがわかった。でも日本じゃ単価が高くなりすぎるので、確認が終わったらさっさとSIMを取り出した。

ヨーロッパ周遊用にはゾーン1で2GB(8700円)をチャージしていった。ユーザー登録をしておけば、使用状況はウェブでチェックできる。必要におうじてチャージも可能。ぼくは選択していないが、お好みにおうじてオートチャージの設定もできる。

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今回は3週間ほぼフルに活用した。とくに前半はグーグルマップやSygicでカーナビとして連日ほぼ丸一日つかっていた。それでも三週間で消費した総量は1.7GBほどだった(iPad miniにて使用)。有効期間はチャージ後30日だから、余った0.5GB(最初のゾーン2のチャージ分も含めるので)は、もったいないけど、ちょっと使い道がないかも。

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使い勝手については、細かい問題がないではないものの、大きな問題はなかった。国境をまたぐとほどなくしてその国のキャリアの電波に切り替わる。切り替えにとくに操作は必要なく自動。ただ、気がつくと電波をつかみ損ねているようなことが、ときどきあった。そういうときは、一度機内モードにしたうえで元へ戻せば、たいていは問題なく復帰した。けれど、あくまで結果オーライであって、これが妥当なやり方なのかどうかはわからない。

MightySIMはテザリングもサポートしている。ただ、ネット上には「できなかった」という報告も見受けられる。実際ぼくもドイツでテザリンをしようとして、できなかった。インターネット共有を入れようとしても、このアカウントでテザリングするならKPNへ問い合わせてくれ、という意味のダイアログが出て、先へ進めないのだ。

しかし、この問題はわりに簡単に解決した。通常キャリアは自動で選択するように設定されているが、これを手動にして、適当にほかのキャリアに変更してやればよかった。ぼくのばあい自動ではVodafone.deで、これだとテザリンができなかった。自動をオフにして手動にすると全部で3つキャリアが出てきた。二番目にあったTelekom.de(ドイツテレコム)にしてみたら、テザリング可能となった。

なおMightySIMの電波は3Gである。グーグルマップのナビなどはこれでとくにストレスは感じなかったが、もちろん絶望的に遅いときがなかったわけではない(ときどきあった)。4Gなら快適だろうけど、カバーされる範囲が限定的だろうし、コストもかさむ。使い方にもよるだろうが、3Gでよければ、ヨーロッパの周遊型の旅にはまずまずつかえるプリペイドSIMだった。