レヴィ=ストロース『生のものと火を通したもの』──『神話論理』刊行開始 必読の書である。長く未邦訳だったレヴィ=ストロースの大著『神話論理』(原著で4分冊、邦訳では5分冊の予定)の翻訳が、第一巻『生のものと火を通したもの』をもって、みすず書房から刊行されはじめた。同(訳)書の学問的位置づけについては、ほどなくし... 2006.04.16
メディア論の視座「書く」と「描く」──カキモジストの系譜とその思想 大日本スクリーンといえば、編集者にとっては千都フォントやMacOSXでおなじみのヒラギノ書体のメーカーである。同社の運営するサイト「タイポグラフィの世界」がおもしろい。活字や書体や組版について語らせたら右に出る者はいないという強者ども──小... 2006.04.07メディア論の視座
映画を観る映画『ドラえもん/のび太の恐竜2006』 春休み最後の日、子どもを連れて映画に行った。映画館に子どもを連れて行くのは、いちばん上の《みの》を『スターウォーズ・エピソードI』に連れて行って以来だから、何年ぶりになるだろう。《なな》は劇場で映画を見るのはこれが初めてだ。最初『ウォレスと... 2006.04.06映画を観る
エッセイ桜と射的 近所の公園は近在の桜の名所である。先週、見頃というにはまだ蕾ばかりだったが、早くも提灯がぶらさげられ、屋台が並びはじめた。屋台は、どんな根拠があるのか知らないけれど、例年きっちり同じ配置である。いちばん下の子と保育園で同じ組の家のひとが焼き... 2006.04.02エッセイ