いざというとき頼りになるのは

カメラの話である。

今回はLX5をメインのカメラとしてつかうつもりで首からぶらさげてきた。最近は、もっぱらコンデジばかり。一眼レフは重くてしんどくなった。

ところが、途中、撮影した映像に影が出ていることに気づいた。写真の赤い丸印で示したところが、その影だ。

レンズを清掃してみたが、影は消えなかった。もしかすると、撮像素子に埃が混入したのかもしれない。

仕方がないので、予備機として持ってきたGX200に切り替えた。

ところがこれも突然、レンズが出たまま、格納できなくなった。通常であれば、ボタンを押してオフにすれば収納されるはずだ。だが、まったく反応しない。バッテリをいったん取り出し、入れなおしてみたが、ダメ。

予備のバッテリに交換してみたところ、再び動くようになった。試しに、ダメになったときにつかっていたバッテリに戻してみた。何ごともなかったかのように稼動した。

GX200は思いのほかタフで、少々ぶつけても、雨に濡れても、ともかく動く。いまとなってはカメラとしての性能面ではやや古くなった感があるのは否めないが、個人的な信頼度は高い。

いざというときに頼りになるのは、カタログ上の高性能というより、タフさや経験に由来する信頼性、ということかもしれない。