明日はとうとう選挙である。
野田が国会を解散すると言いだしたのは、ぼくが能登の原発PR施設を見に行く途中だった。ディフェンダーを運転中にラジオで知った。あれから、ひと月たったわけだ。早いものである。
写真は、能登からの帰途に立ち寄った道の駅の食堂で撮ったもの。奧のテレビでNHKの7時のニュースを流していた。
テレビは、わたしたちは国家の重要事は報道しておりますという姿勢を熱心に示しながら、その一方でお祭りで踊り狂うひとのような、自己陶酔的な高揚感に包まれているみたいであった。
食堂にいたお客さんたちは、ほぼ完全に地元のひとたちで占められていた。かれらの反応をみていると、関心があるようなないような、なんともいえない距離感であるように感じられた。
隣にいた立派な体格のカップルは、カキフライを追加注文するかどうかで、いつまでも揉めていた。
そのうち子どもが『ドラえもん』にチャンネルを変えてしまった。
さて、明日は投票である。ぼくの選挙区では、1票といっても、実際にはその半分ほどの価値しかないらしいのだが。