ついさっき、ネットで知りました。ちょっと言葉がでてきません。あまりに突然すぎる。
ぼくなどが言うまでもなく、日本のポピュラー音楽界のfounding fathersのひとり。その業績がどれほど大きいか。
ポップスやロックへの無尽蔵の知識を背景にした楽曲はもちろん、自身のレーベルをたちあげ、自前のスタジオをつくり、原盤も管理するといったことの先駆者でもある。音楽活動を総合的に捉える視野をもち、まだ何もなかった日本の音楽界のなかで、ほぼ独力で実践してこられた。
さらに挙げておきたいのは、70年代後半のあの一連の音頭ものという独自の追求。一般性にこそやや欠けたかもしれないが、やっぱり特筆すべきものだったとおもう。先週のクリスマスイブの中野サンプラザでも、山下達郎さんが「クリスマス音頭」を引用されていました(きっとそうするだろうとこちらも期待していたわけですが)。
個人的にもその存在は、ずっと心の支えでもありました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
しかし、こんな形で大晦日をむかえるとは……。三週間ほど前にはドラマー青山純さんの訃報があったばかり。昨日は、同じ大学の社会心理学者宮田加久子先生のお通夜(教会なので前夜式という)へ参列してきたところです。今年はほんとうに、いろいろなことがありました。