W800で潮岬へゆく(1)──下道を夜通し爆走

W800で潮岬へいってきた。出発時刻が1420と遅くなったので、旅程はつごう1泊2.5日。1423kmを走った。うち1100km以上と大半が下道走行であった。

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今回の目的は二つ。第一に、とにかくW800でひたすら走ること。第二に、紀伊半島に複数箇所ある原発計画地(いずれも実質中止)を実見すること。

目的はどちらもおおむね達成することができた。しかし、当初4-5日を予定していたのが、仕事のスケジュールと天候の関係で極端に圧縮されたため、起きている時間の大半はW800で走っていることになった。さすがにこんな弾丸ツーリング的旅程では、体力的にもたないことがよくわかりました。もうへろへろである。

潮岬までの往路のトラックデータはこんな感じ。

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千葉から神奈川までルートが欠落しているのは、ナビ(ソニーNV-37)がフリーズしてしまったから。シガーソケットに差してあるUSB変換プラグの故障によって突如電源供給が絶たれたのが原因とおもわれた。

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東名の中井PAのファミリーマートで、新しいUSB変換プラグを買って交換し、あわせて購入した安全ピンでナビのリセットスイッチを押したら再起動した。以後はいつものように順調に稼動した。

さて首都高→東名と走って大井松田ICで降りた(1645)。あとはひたすら下道を西進する。

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R246の御殿場から裾野にかかるあたり。山間はやや雲が多かった。前方に見えるのは新東名の高架である。

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沼津からR1に入る。少々渋滞。富士山は雲のなか。

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由比の海岸あたりで、ぼちぼち日が沈む。

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静岡市内は夕方の帰宅ラッシュで少し渋滞にはまるが、そのあとはR1バイパスをひたすら爆走。潮見バイパスは豊橋の先で、いつのまにかR23バイパスと接続していた。信号もほとんどなく蒲郡まで爆走を重ねる。

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蒲郡のあたりだけR23バイパスは未完成部分が残っている。R1をとおって迂回するが、信号の連続で走りにくい。東名音羽蒲郡IC前の交差点でトラック軍団のあとについて左折し、三河湾オレンジロード(愛知県道23)に入る。山間部を抜けるのだが、すっかり夜になってしまい、ものすごく寒い。昼間は汗をかくくらいだったのだが。

再びR23バイパスに入ってすぐの道の駅幸田でダウンベストを着込み、グリップヒーターもオンにして出発(2215)。やたらに高規格な道を爆走し、2250、R23に近い健康ランド「湯ーとぴあ宝」(名古屋市南区)に到着した。中井PAからここまで、清水での給油と幸田での着替えの二回停車しただけ。むろん飲まずくわず。

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ここでお風呂に入り、ごはんをたべ、一時間ばかり仮眠。深夜料金が発生する前に出て、0200に出発。

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トラック軍団にはさまれながら、R23を走る。津市内では信号の連続でいきなりペースダウン。ヤンキー仕様のセルシオが併走するなど、スリル満点であった。

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松阪市内でR42に入る。大台あたりでは霧に包まれながら走った。凍える寒さだった。

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やがて夜が明けた。紀伊長島に達するころには、明るくなっていた。

つづく。

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