Kくんのお墓まいり

高校時代の同級生Kくんが昨夏急逝したことは前に書いた。先日《あ》と一緒にお墓まいりに行ってきた。11月の同窓会のときは時間に余裕がなかったので、暮れの帰省の折となったのだ。

お墓は、見渡すかぎり墓地がたちならぶ名古屋の公営大規模霊園のなかにあった。名古屋在住の同級生に場所を詳しく教えてもらっていたので、すぐにわかった。ディフェンダーを停めたところから、歩いて1分もかからなかった。

お花をお供えし、ペットボトルで墓石に水をかけ、ろうそくをともし、お線香をあげて、手をあわせた。

お墓は、ちょうど沈もうとしている陽の黄色い光を浴びていた。そしてその光によって、墓石に刻まれたKくんの戒名と命日、亡くなった年齢(おそらくは数え)が照らしだされていた。