開聞岳から下山したあと、まわりをうろうろしてみたときの話を「さんぽのしっぽ」にあげた。
このあたりのスポットといえば、まずJR最南端である西大山駅があげられることが多いのではないか。しかしここは近年急速に俗化したようであり、なんだかひじょうに居心地のわるい場所になっていた。残念なことである。まあ、そう感じるほうが少数派で、じつは多くのひとはこれはこれでオッケーということなのかもしれないのだが。
ぼくが好きなのは、その二つ隣の開聞駅だ。
「最南端」みたいなわかりやすいキャッチフレーズはない。開聞岳もあんまりよくは見えない。そもそも観光的な要素がほとんどなにもない。けれど地元のひとたちに大切にされている駅の姿がある。この駅なら一日くらいずっと過ごせるような気がする。
もうひとつのスポットをあげるとすれば、開聞岳南岸をまわる周回道路のトンネルであろう。狭くて照明もなく、屈曲していて出口が見えないまま、けっこう長い距離を走らされる。不気味きわまりない。
このトンネルを通過するようすは車載動画にも撮ってある。今回はあげていないが、機会があればそのうちアップしてみようとおもう。