12月7日のアナーバーは、朝から雪だった。うっすら積もっていた。
雪が舞ったというだけなら、4月にも一度あったし、ハロウィーンのときもそうだった。今週の火曜日や水曜日も夕方には小雪がちらついていた。しかし積雪となったのは今シーズン初めてだとおもう。
とりあえず愛車Fitのようすを見にいき、念のためフットブレーキをはずしておく。窓ガラスに雪がへばりついていた。結晶がよく見える。乾燥して、かつ気温が低いためだろう。
気温は華氏30度を切っていた。摂氏で氷点下1-2度くらい。たまたま前日に買ったパタゴニアのフリースがけっこう暖かくて助かった。
午前中は歩いて出かけた。いつもの道を30分ほど歩く。雪だと景色がいつもと少し違って見える。雪にもめげず自転車で走っているひともときどき見かけた。歩いているひとの姿はほぼ皆無。
表通りは路面の雪も消えて、そんなに問題はなさそうだった。
でも住宅街に入ると、路面は凍っているようだった。
凍っていても、こちらの車は夏と同じタイヤで走る。ただし日本とちがって、オールシーズンタイヤが標準のようで、それで一年じゅう走る、というスタイルである。UPとよばれるミシガンの北部などだと、さすがに冬タイヤに交換するらしい。
雪のなかリスが走りまわっていた。冬眠しそこねたのだろうか。ハロウィーンからひと月以上放置されていたカボチャの上に、リスが鎮座していた。
ここは踏切。さすがに下が鉄のところはつるつるに凍っていた。自転車では通りたくない。
お昼にはいったん晴れ間がでた。しかし午後になると時折また雪が激しく降るようになった。午後からはFitで出かけていたのだが、さすがに夜になると、裏道の路面はつるつるに凍っていた。Fitの外気温計は華氏25度を示していた。
それでも表通りまで出たら雪はなく、凍結もなさそうだった。いつもよりは速度を抑えめにして帰った。ミシガンラジオが、72年前にパールハーバーで生き残ったひとたちが式典に集まった、みたいな話を流していた。