Facebookから「投稿を宣伝」のお誘いが来た話

前回、Facebookから連絡帳のインポートを勧められた件について記事を書いた。

Facebookから「もっと友だちをみつけよう」というメールが届いた。連絡帳をインポートしなさいというお勧めである。これをどう考えたらよいのか。

その後日譚みたいな話を書く。

くだんの記事は、ぼくの書いたものとしてはめずらしく、わりに多くの方が読んでくださったらしい。ありがとうございました。

じつは記事が公開されてほどなく、Facebook Businessというところからつぎのようなメールが届いた。

メールの件名には「この投稿は、さらに多くの人にリーチする可能性を秘めています」とある。「投稿を宣伝して、「いいね!」、コメント、シェアを増やす」ことができますよと誘っている。「他の利用者」はそうしていますよ、と煽ることもわすれていない。

なんでも「1日当たり最大7.700人」にアプローチしてくれるのだという。そして、そのために「¥1,100で投稿を宣伝」しましょうというのが主旨である。

へえ、Facebookはこんなミクロな商売もしているのだ。そのことを知って、ぼくは少し感心してしまった。

メールの最下部には、こんな文言が書かれていた。

これを読むかぎり、おそらく本来は個人向けというより、企業向けなのだろう。Facebookがせっせと収集した個人情報はこういうふうに活かされていますよという、わかりやすい例のひとつだともいえる。

Facebookにおいて、誰にどんな情報をいつどのように見せるようになっているのか、そのアルゴリズムは(当然ながら)外部には公開されていないとおもう。今回ぼくが受けとったような「お誘い」が示しているのは、お金を支払ったひとの情報を優先的により多くの利用者の目にとまるように調整されているケースが存在するということだ。

べつの言い方をすれば、Facebookにおいて利用者が目にする情報のうちの少なくとも幾分かについては、背後にこのようなやりとりが介在している可能性があるということである。まぁ、そういうものでしょうね。

さて、ここまではメールの話。試しにブラウザからFacebookにアクセスしてみると、画面にこんな表示があらわれた。

文面を読むかぎり、これも同じく宣伝のお誘いらしい。けれど、1100円でリーチしてくれるという人数が、こちらでは「最大8,100人」となっている。先述のメールの記載より400人多い。理由は不明。

それにしても「投稿は宣伝されませんでした」や「投稿の宣伝を完成させましょう」という文章は日本語としておかしくはないだろうか。

で、けっきょく、ぼくはどうしたか? もちろん支払わなかった。

というか、企業の宣伝活動や意見広告みたいなものならいざしらず、個人で1100円も払ってじぶんの「投稿を宣伝」しようとするひとって、実際どれほどいるのだろうか? もしいるとしたら、どんなひとなのか。むしろそちらに興味がある。