その他のお知らせ『あこがれの空の下』ユーロで公開 映像ディレクターの増田浩さんより、かれの監督したドキュメンタリー映画『あこがれの空の下——教科書のない小学校の一年間』が、12月19日からユーロスペースで公開される運びになったとのご連絡がありました。 ぼくもまだ未見... 2020.12.11その他のお知らせ
メディア論の視座強権的態度と反知性主義 現政権の特徴のひとつとして、「強権的」と表現してよいだろうその政治手法ないし態度があげられる。具体的には、法の正当な手続きを無視し、そのときどきの自己の都合で恣意的な判断をしたうえで、その理由を説明せず、あわせて異論を封殺してはば... 2020.10.09メディア論の視座
エッセイ左膝が腫れた ある朝、目が覚めたら左膝が赤くふくれていた。水が溜まっているらしい。触ると熱い。痛みで膝を自力で曲げることができない。坐るもたつも歩くもままならず、横になっていても痛い。ズボンやパンツを履くのもむずかしい。靴下にいたっては、とうて... 2020.10.03エッセイ
海外ビール帖続ミシガンのクラフトビールたち——海外ビール帖 ミシガン産のクラフトビールがうまいぞという話のつづき。なおミシガンとは、アメリカ合衆国の中西部にあるミシガン州のこと。前回はこちら。 ブリュワリーのつくるクラフトビールには、年じゅう売っている銘柄のほかに、季節ものもある。夏... 2020.09.11海外ビール帖
海外ビール帖ミシガンのクラフトビールたち——海外ビール帖 内田百閒『御馳走帖』に、戦争末期の食糧難のころ、戦争前にたべたうまいものの記憶を書きつらねた話が収められている(「餓鬼道肴蔬目録」)。ぼくも百閒先生をちょっと真似て、いまは容易にのむことのできない海外のビールをとりあげてみたい。 現... 2020.09.04海外ビール帖
映画を観る映画『日本のいちばん長い日』1967年版と2015年版を比較する 旭浜トーチカ。本土決戦にそなえて建設されたものだという(北海道、著者撮影) 映画『日本のいちばん長い日』には、岡本喜八監督・橋本忍脚本の1967年版と、原田眞人監督・脚本の2015年版がある。ぼくが前者を最初に観たのはおそらく小学生... 2020.08.28映画を観る
エッセイフリーランチは存在しない——寿都町の「核のゴミ」最終処分場調査応募問題 北海道の寿都町が高レベル放射性廃棄物——いわゆる「核のゴミ」——の最終処分場の調査に応募することを検討している、というニュースをネットで初めて目にしたのは8月13日夜だった。 翌14日の朝刊には各紙とも記事を載せた。北海道内... 2020.08.21エッセイ
映画を観る塚本晋也の『野火』 75年目の8月15日がやってくる。この時期ぼくがよく観る映画について書きたい。塚本晋也の『野火』(2014年)である。 映画『野火』は、塚本晋也が長年あたためてきた企画だった。だが製作資金は集まらなかった。企画内容を聞くと、みな尻込... 2020.08.14映画を観る
エッセイ歴史は、くりかえさないが、韻を踏む 「歴史は、くりかえさないが、韻を踏む」という格言がある。マーク・トウェインが言ったとされている。原典を確認していないが、いかにも言いそうなフレーズではある。 歴史は物理現象とはちがう。不可逆的であり、同一の事象は二度と起こら... 2020.08.05エッセイ
メディア論の視座ヨルダン行きの列車に乗って 8——ゴスペル版「スタンド・バイ・ミー」 ニューメキシコ州にて(著者撮影) ザ・インプレッションズの名曲 People Get Ready の歌詞を、北米における黒人の歴史と文化に即して理解してゆく話その8。前回(その7)はこちら。 ここまで数回にわたって見て... 2020.07.30メディア論の視座