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映画『帰ってきたヒトラー』――大衆迎合主義の「正しい」実践法 2/2

『帰ってきたヒトラー』の話のつづき。前回はこちら。 オリヴァー・マスッチ演じるヒトラーは、ヒトラーがたんなる「怪物」や「極悪人」なのではなく、またそのように理解してしまうことの危険性を説得的に示している。 かれがなぜ選挙で選ばれ...
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映画『帰ってきたヒトラー』——大衆迎合主義の「正しい」実践法 1/2

英国は国民投票の結果がEU離脱と出て、日本は参院選の真最中。このタイミングで観にゆくにはうってつけ、かもしれない作品である。 公式サイトはこちら。      * ドイツ第三帝国崩壊の迫る1945年4月のベルリンで自殺したは...
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映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』のススメ

前回まで『FAKE』をとりあげたのにつづき、これもドキュメンタリー。でも様子はだいぶちがう。 シンプルでストレートで明るい。良し悪しはともかく、マイケル・ムーアのこの明るさは他ではなかなか真似できないだろう。 なお内容には触れな...
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映画『FAKE』のラストショットについて 3/3

映画『FAKE』のラストショットについての話の第3回(最終回)です。 話の都合上ラストの部分に触れていますので、この先を読むかどうかは各自ご判断ください。 本文は「つづきを読む」をクリックすることで表示されるようタグを打ってあり...
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映画『FAKE』のラストショットについて 2/3

映画『FAKE』のラストショットについての話の続き。前回はこちら。 なお話の都合上ラストの部分に触れていますので、この先を読むかどうかは各自ご判断ください。 本文は「つづきを読む」をクリックすることで表示されるようタグを打ってあ...
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映画『FAKE』のラストショットについて 1/3

後味の悪い映画である。映画『FAKE』(森達也監督)。人が悪いといってもよい。否定的にいっているのではない。迷っているなら観たらよいということだから。 ラスト12分間は衝撃だ、口外無用というようなことがいわれているらしい。むろん、そう...
ゼミ・授業

卒業生より二人展開催のお知らせ

昨日につづき卒業生からのお知らせ第二弾。こちらはメディア系列一期生の二人(有地慈・シバミノル)による展示の告知です。 有地さん執筆の案内文を貼付します。そういえば、このころは授業で鶴見俊輔さんの『限界芸術論』を読んでいたのでした。 ...
ゼミ・授業

卒業生よりグッズ作製サイト開設の宣伝

卒業生よりお知らせ、というか宣伝です。 宣伝の内容としては「オリジナルグッズ・同人グッズなどを小ロットで作製できるサイトを開設しました」とのことです。 「創作活動・同人活動などされている方や、なにかオリジナルのグッズ...
その他の観たり読んだり

海外移住資料館

先日「複製技術と美術家たち」展を見に横浜美術館へいった。そのあと、みなとみらい地区を歩いていて見つけたのがJICA(国際協力機構)横浜の「海外移住資料館」だ。こんな施設があったなんて知らなかった。 入館は無料。幕末期以降、日本...
エッセイ

金森修先生のこと

金森修先生が亡くなってから一週間以上がすぎた。 お通夜に参列させていただいた。会場には金森先生の、編著を含む著作のうち9冊がならべられていた。中央に飾ってあったのが『サイエンス・ウォーズ』だ。サントリー学芸賞と山崎賞を受賞されたこの著...
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