メディア論の視座

自由について

ブリュッセルの事件で被害に遭われた方がたに、ささやかながらお見舞い申しあげる。 そして同時に、世界のあちこちで、みずからの意思や希望に反し、政治や暴力などの力によって自由を奪われている大勢のひとびとにも。 このなかには、戦場の街...
ゼミ・授業

卒業式とマッサージクッション

今年の卒業式はたまたまぼくの誕生日でもあった。卒業式の開催時期は毎年固定されているので、結果的に二年に一度くらいの割合で誕生日と重なるのだ。 当然、学生たちの卒業祝いのほうが優先される。いまさら誕生日を祝うような歳でもないので、それで...
メディア論の視座

素人仕事

素人仕事というのが好きではない。ここで問題にするのは「素人」ではなく「素人仕事」だ。両者は別べつの概念であり、安易に混同してはならない。 ぼくのばあい、素人仕事に遭遇しがちな代表的な場面といえば、大学とか自治体とかナントカ協会といった...
ガジェット

My Transportでシンガポール路線バスの旅

シンガポールでプリペイドSIMカードを手に入れた話を前々回に書いた。でもそれは、よくあるような出先からSNSに投稿したりするためではない。そういうことは、ぼくはしない主義だ。そうではなく、路線バスをつかうためである。 シンガポ...
メディア論の視座

5年目の3.11

5年目の3.11。5年前と同じく金曜日だ。 この間に確かになったこととは何だろう。 地震と津波の襲来。原発事故、それにつづく諸々。多くのひとが被災した。多くのひとがさまざまなことについてさまざまに語った。 元に戻ったものも...
Apple

シンガポールでプリペイドSIMカードを買う

先月もシンガポールへいってきた。今年になって二度目だ。 手元にあった現地のプリペイドSIMカードを持参した。ぼくのiPad miniは香港版なのでSIMフリーなのだ。SIMカードを調達したのは前回1月の渡航時である。いまどきめずらしく...
メディア論の視座

うちの会社、うちのゼミ——語・対象・距離

現在のことはとんと知らないのだが、ぼくが最初につとめた出版社の編集部のひとたちは、じぶんの会社のことを「うち」と言わなかった。いつも固有名(会社名)をつかっていた。社外にたいしてだけでなく、社内の人間どうしで話をするときも。 いちど理...
空と雲と光

きれいな夕焼けだね

「きれいな夕焼けだね」。すぐうしろで声がした。 ひさしぶりに川沿いの道を走っていたときのことだ。自転車に乗ったどこかのおじさんがゆっくりとぼくを追い越していった。 その背中に向かって、ぼくも「きれいですね」と返した。 ...
その他の散歩旅

山羊をたべる

山羊をたべた。まずはお刺身である。たっぷりの生姜をいれた醤油につけて食べる。おもったよりも臭みはない。食感はこりこりという感じ。噛むほどに味わいがある。なかなか噛みきれないのだが。 こちらは山羊汁だ。暗いところでiPhoneで...
エッセイ

一本の音楽

山下達郎さんのコンサートへ行ってきた。今回は中野サンプラザ。そこで村田和人さんが亡くなったことを知った。2月22日のことだったそうだ。ちょうど海外出張と重なっていたこともあり、まったく把握していなかった。 代表曲「一本の音楽」(198...
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